1999.12.3/updated

 

超速報!!
11/25発売の4th.シングル
「忘れない日々」の鯰流ライナーノーツ&感想!

 

 皆様、大変お待たせいたしました!待望の2枚同時リリースの4thシングル「忘れない日々」の超速報です。

99年夏のツアーに行かれた方は、その場でお披露目されていましたので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。あのコンサートとはまた違った印象で仕上がっていますので、率直な感想を述べさせて頂きます。

もう1枚のニューシングル「Sweetness」に関する情報は、別のページで書いてますので、そちらも見て下さい。


鯰なりの率直な感想です。(※著作権の問題が絡んでくるので、歌詞やメロディの掲載は出来ませんが、「あ、こんな感じなんだー!」って分かって頂ければ幸いです。)

 

@ 忘れない日々 Unforgettable Days (5’48”)
作詞:Misia 作曲:松本俊明 編曲:阿部潤

 この曲は、ズバリ、スローバラードです。これからのツアーで「星の降る丘」に続く名曲になりそうな、すごく心にくる曲です。ちなみに、この曲のアレンジをしたのは、コンサートツアーでもおなじみ、キーボードのアベちゃんです。

99年夏のツアーに行かれた人は、この曲を椅子に座ってゆったりとした気分で聴きましたよね。
あの時のアレンジは、David Foster調の正統派バラードといった感じだったと思います。しかし、このバージョンは、あの時のいい雰囲気を残しつつも、R&Bテイストを大切にしています。
Drum'n Bass調の、ドラムの打ち込みが非常にアクセントになってます。ドラムのリズムも所々3連符が入ってたりして、複雑になってます。コンサートの時と印象がかなり違ってましたね。打ち込みを多用した、Babyfaceっぽいアレンジになってますね。コンサートの時は生ドラムで、ずっしりと重厚なイメージでしたが、打ち込みのスネアドラムの音と、所々に入っているトライアングルの音が、非常に乾いて軽い音なので、マライヤ・ホイットニー系の「力で押しつける」バラードとは違い、あっさりと聴けるなあという感じですね。押し付けがましくなく、自然体で聴けるバラードだと思いました。:

Misiaのバラードに強い歌唱力と、コンサートの時のアレンジの良さを上手く生かしたことと、それに加えてドラムのパターンを変えたことによって、R&Bアーティストとしての面目を上手く保ったという点で、なかなかすばらしい出来だと思いました。雰囲気だけにとらわれない、新しい形のR&Bを提案したなあと改めて感じました。

歌詞の内容は、別れの曲です。すごく情景が目に浮かぶ分かりやすい歌詞です。英語のフレーズはまったく入ってません。日本語の持つ美しい響きを上手く生かしてますね。最後の「写真立ての中で笑う……」の所は、涙が出る位、情景がはっきり目に浮かびます。失恋した女の子は、この曲を聴いたら、絶対に涙すると思います。先日のコンサートのパンフレットを買われた方は、その中に歌詞が全部掲載されてますので、是非ともじっくり読んでみて下さい。失恋をばねに、強く前向きに生きていこうという、いかにもMisiaらしい歌詞です。

BELIEVE→忘れない日々」と、すごくいい発展を遂げたなあと、改めて感じました。Misia、お見事!

A One!(5’57”)作詞:Misia 作曲:松井寛 編曲:松井寛、鷺巣詩郎

Misiaの原点に帰った曲ですね!作曲は「Into The Light」の松井さん、ホーンアレンジは「Never Gonna Cry!」や「Melody」でおなじみの鷺巣さんという組み合わせです。

曲は70年代ディスコ調で、「Never Gonna〜」の続編といった感じです。70年代のディスコナンバーが好きな人は絶対気に入りますよ!ホーンアレンジが「Never Gonna〜」よりも派手で、きらびやかですね。渇いたドラム音にハンドクラップが入って、70年代ディスコのお約束がぎっしり詰まった楽しい曲です。後半の「You're〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜my love,the only one」というフレーズが、遊び心たっぷりで、しかもMisiaの本領発揮って感じがしましたね。詞の内容ですが、この曲調の勢いの良さと同様の内容になってます。「世界で一番のあなたに、いつもそばにいて欲しいーーー!」って感じですね。(^^)

Misiaの公式HPの掲示板に「ライブが楽しみな1曲ですね」というカキコミがありましたが、鯰も同感ですね。また武道館の時みたいに、フルオーケストラで聞かせてもらいたいです。オーケストラのアレンジは、ほんと最高の出来だと思います。…もちろん、鷺巣さんの指揮でね!

B 愛しい人〜Live Version〜(6’09”)
作詞・作曲:Misia

例の夏のツアーで収録した、アンコールの曲です。全国10公演のうちで、一番出来の良かったものを収録したとのことですが…、残念ながら、場所は明かされてません!でも、鯰が行った8/31の東京国際フォーラムのような気がするんですが…どうでしょう!?

ツアーに行った方は、この曲をヘッドホンで聞いてみて下さい。ギターが左側から、ピアノが右側から、Asa-Changのパーカッションが真ん中奥の方から、そしてMisiaのボーカルが中央から聞こえてきます。あの時のバンドの立ち位置がはっきりと分かって、コンサートの様子がリアルに再現されているような気がしました。

曲の具体的な解説は、「Sweetness」の方のページでしますが、このライブバージョンは、オリジナルとは全然違った趣きです。アコースティックギターが前面に出ていて、生演奏の良さを堪能させてくれます。「キスして抱きしめて」のような感じといえば、一番分かってもらえるんじゃないでしょうか?曲の後半で観客の手拍子が入ってきて、Asa-Changのパーカッションも加わってきて、しっとりと聞かせる中でも力強さを感じさせます。会場の一体感が伝わってくるのが何よりもいいですね!