2000.7.14 /updated
★お待たせしました!
7/7発売の6th.シングル
「ESCAPE」の鯰流ライナーノーツ&感想!
Misiaの半年ぶりのマキシシングル「ESCAPE」は記念すべきMisiaの誕生日・7月7日に発売になりました。今回は、CD
EXTRAとして、お手持ちのパソコンでESCAPEのプロモーションビデオも見れるという、涙モノのサービス付きです!楽曲的にも、今までとかなり印象が違ってます。Misiaの新たな新境地を開いた曲だと思います。皆さん、是非とも買いましょう!
鯰なりの率直な感想です。(※著作権の問題が絡んでくるので、歌詞やメロディの掲載は出来ませんが、「あ、こんな感じなんだー!」って分かって頂ければ幸いです。)
★まずは、ジャケット写真について…
これは、Sista's
Soulでも言ってましたが、L.A.郊外の砂漠で撮影されました。青い空と果てしなく広がる茶色い砂漠の中で、Misiaがさまよってます。多分、某有名お笑いコンビ率いるダンスユニットもここでプロモの撮影をしてたと思いますが…。鯰もL.A.はいたことがあるんですが、L.A.ってめちゃめちゃ広いんですね。このロケ地もL.A.中心部から車で2時間位の所だそうですね。
@ ESCAPE (4’58”)
作詞:Misia 作曲:Misia&$AKOSHIN
編曲:$AKOSHIN
この曲は、今回作家陣としては初登場(?)の$AKOSHIN(”サコシン”と読みます)さんによる曲です。ズバリHiphopなんですが…今までのHiphopナンバーとはかなりイメージが違います!いきなり不協和音のオーケストラヒットから始まり、イントロは悪魔っぽいイメージのおどろおどろしい感じになってます。これは意外でしたね!曲は終始レコードのスクラッチや男性の掛け声のサンプリングなど、「音ネタ」が随所にちりばめられていて、ブレイクビーツ的要素が強くなってます。間奏も非常にビートマニア的になってます(ごめん、また音ゲーに例えちゃった!でも、これが一番しっくりいく説明じゃないのかなあ?)
例えば、間奏は…
スネアドラム「だっ、だだっ、だだっ、だだっだっ、だっ、だだっ、だだっ!」
サンプリング音「ジャン………………………………、ジャン!………ジャン!」
スクラッチ
「………………………………ジャカ……………………ジャカジャカ!」
ね、ビートマニアでしょ(笑)
実はこの曲は、普通の曲とは違い、バッキングトラックから先に出来上がった曲なんです。このバッキングトラックにメロディを乗せるという形で出来上がったんですね。でも、メロディの方はかなり「難産」だったみたいで、今のメロディになるまでに5回も作り直したそうです。完成までに何と半年もかかったということなんですね。それだけバッキングトラック、曲の骨組みに力を入れたってことですね。
詞の方なんですが、Misiaのことが特集された、ビッグコミックスピリッツの7月24日号にこういうことが書かれてるんですね。
ある日、突然、天使が舞い下りてきて、大きな素敵なことが現実になるかもしれない、待ってるだけじゃ何も変わらないけど、別の世界、他の時間の中へ脱出することもできるって気がするから…。”ESCAPE”っていうのは、だから、逃げるってことじゃなく、「脱出」っていう意味を込めているんです。
確かに詞の内容はそうですね。誰かを愛しつづけることで、また強い自分になれる、何かを信じ続けることで、いつか奇跡を呼び起こせる…そういうポジティブな「ESCAPE」ですね。決して「現実逃避」じゃないです。
一般の日本人なら、「ESCAPE=逃避する」っていう風に憶えているでしょうが、実は鯰が学生時代に愛用した英和辞典にはちゃんと「脱出する」という意味も書かれてるんですね。
その辺がMisiaの上手い「裏切り」のテクニックじゃないんですかね?音楽性にしてもそうです。イントロ・エンディングの妙なおどろおどろしさは、今までになかった感覚でしたから。音的にも「たたく!」「こする!」といういわばビートマニア的感覚で、聴いていて飽きさせないものだと感じました。同じHiphop系のBELIEVEやSWEETNESSのアナログ盤も併用して、DJプレイをしても楽しいでしょうね!…ライブで期待してます(笑)
(以下工事中!もうちょい待ってくれい!)