2001.2.2 updated
福岡のまさよしさんから、今年の1月初旬に密かに頂いたメールをこのHPで大公開いたします。まさよしさん、貴重な情報ありがとうございます!
予定より15分ほど遅れて開演。ステージ上方から2人のダンサーがロープで降下。よく見てみると、この2人は「ESCAPE」のプロモに出てきた白い人と黒い人(笑)で、やっぱりステージ上で対決中。
そして『私は白いうさぎが好き。私は黒いうさぎが好き。 〜 私はMISIA。』というオープニング・ナレーション。
これで分かるように、オープニングを飾るのはもちろん「ESCAPE」。
しかし、フルサイズではやらずに、ここから数曲(「Change for Good」まで)はメドレー形式でサビだけを繋いで行く。
そして、本日最初のMC。
今回、MISIAの喋りを初めて聞いたのだが、歌の印象とは違って、とてもかわいらしい20代の女の子らしい話し方。福岡でのMCは、博多弁でしゃべらないとウソっぽくなる気がして喋りにくいそうです。
MCの後は「愛の歌」からスタート。ここからは全曲フルサイズ。
ここで初めて聴くMISIAの生歌について触れておきます。CD等でわかっていたこととはいえ、やはり彼女の声のパワーには圧倒されました。
今回の会場となった福岡マリンメッセは約9000人ほどの収容能力を持つ所なのですが、彼女の声を活かすにはこのくらいの規模の会場じゃないとダメだと思いました。
2000〜3000人規模のホールなどでは、MISIAの声をもてあましてしまうのではないでしょうか?そう感じさせるほどの歌でした。
「忘れない日々」が終わった後は、DJ&DANCEタイム。
開演した時から感じていたのですが、こういった感じのステージングを行うアーティストは日本には少ないのではないでしょうか?ステージの空間の使い方とか、ダンサーを生かしたステージングは、マドンナやジャネット・ジャクソンといったアメリカのアーティストのステージを彷彿とさせます。
その後は「MISIAのハガキのコーナー」となり、まるでラジオの公開放送のよう(笑)そこでドリカムとのコラボレーションの話などをした後は、「It's Just Love」をピアノで弾き語り。
途中、何度かミスタッチがありましたが、それはご愛嬌ということで・・・
そして、今年後半に大ヒットし、MISIAの代表曲の仲間入りをした「Everything」。MISIA自身もこの曲はとても大切そうに歌い上げていました。
最新のヒット曲を歌った後は、初期の代表曲「陽のあたる場所〜つつみ込むように」を披露。
「Everything」をはじめて(CDで)聴いた時、歌から良い意味で力が抜け、ボーカリストとしての表現力がさらに増したように感じていたのですが、この初期の2曲を聞くとそれが決して気のせいではないことが分かりました。
アンコールの4曲は、すべて『REMIX 2000 LITTLE TOKYO』のバージョンで、照明なども「ここまで温存しておきました」と言わんばかりの大盤振る舞い。
会場のテンションは一気に上がり、巨大なクラブと化していました。
2度目のアンコールでは、キーボードだけをバックに「キスして抱きしめて」。
こういうシンプルなアレンジだと、さらにMISIAの底力を見せ付けられます。
今回、初めてMISIAのコンサートに出かけたのですが、歌のうまさはもちろん、ステージングの素晴らしさにも圧倒されました。下世話な言い方をすると「金かけてんな〜」という感じ(笑)
しかし、豪華なセットなどで誤魔化そうというのではなく、あくまでMISIAの歌によってステージを完結させているところが素晴らしく、
独特の存在感を体現していて、数多い「歌姫」と呼ばれる人の中でもMISIAは別格という感じがしました。
MISIAの20世紀最後のライブ(MISIA曰く、31日のカウントダウンは世紀をまたいでのライブになるので、純粋な意味で「20世紀最後のライブ」は30日のライブだということです。)を福岡で見ることができて良かったと思います。
ESCAPE 花/鳥/風/月 〜DJ&DANCE TIME〜MISIAのハガキコーナー It's just
love(ピアノ弾き語り) (アンコール) (アンコール2) |
まさよしさん、レポートご苦労様でした!ありがとーございます。
鯰なりのコメントなんですが、段々とMisiaのコンサートのスタイルが確立してきたなあ、と感じましたね。
途中のDJタイム、お便りコーナー、オープニングのアップテンポ系ノンストップ、「陽のあたる場所→つつみ込むように…」のつながり、アンコールでのリミックスノンストップなどなど、「これぞMisiaのライブ!」というスタイルが出来あがってきたような気がしました。
ちなみに、お便りコーナーは、MisiaのSista's Soul(J-WAVE)に届いたお便りを読んでいます。