1999.5.17/updated

 

更新遅れてごめん!
4/21発売の3rd.シングル
「Believe」の鯰流ライナーノーツ&感想!

 

 おかげさまで、Misiaの3rd.シングル「Believe」が好調な売れ行きを見せております。本当はシングルリリース直後にこのページを更新するつもりだったんだけど、なんつっても、パソコンがぶっ壊れたという予想外のアクシデントが起こったもんで、今更ながらなんですが…、まあ、見て下さい。


鯰なりの率直な感想です。(※著作権の問題が絡んでくるので、歌詞やメロディの掲載は出来ませんが、「あ、こんな感じなんだー!」って分かって頂ければ幸いです。)

 

@ Believe (4'53'') 作詞:Misia/作曲:佐々木潤

 まず最初に、曲のジャンルとしては、ズバリ、Hiphopです。終始「ドーーーンターン、ドドンドンタン」というHiphop特有のリズムで曲が進行します。Hiphopではあるものの、非常にメロディアスで、「切ない系Hiphop」ってとこでしょうか?「恋する季節」に通じるような「切ない系」の曲ではあるんだけど、曲調としては、ミディアムスローのGroovyなものになってます。

曲は、「陽のあたる場所」や「Key of Love」でお馴染み、佐々木潤さんによるものです。

作詞は、Misia本人によるものです。Misiaらしさがすごく出てますよネ!

 

曲のシブさを演出する楽器として、トレモロオルガンやハーモニカが使われてます。そして最後の盛り上がりの部分は、「The glory day」でお馴染み、ゴスペルコーラスでしめています。

この曲は、Misia本人が出演する、マクセルのカセットテープのCMソングになってます。(←オンエアー、みんな見たよね!)

 

作詞に関して、Misiaは「Across」の放送内で、こう述べました。

すごく、この曲を伝えたかったんですよ。でも、言葉に出来ないMisiaの思いで、去年凄く感じた、いろんな人への「愛」とか、自分の感じた「愛」っていうのを、なんか歌で伝えられないかなぁって思ったんですね。上手く自分の中で言えなくて、ちゃんと伝わったかなぁと思って、いま歌を聴いていて、悲しくなっていたりして、去年Misiaを支えてくれたり、応援してくれた人へのMisiaのラブレターでもある曲なんですね。自分を支えてくれてる人が、こんなにたくさんいるんだって、去年すごく気づいたんですよ。それは、Misiaを強くさせてくれて、ここまで来られたんだって最近もすごく思うし、それをMisiaは、言葉にしては上手く言えないんですね。詞を書き始めたのは、そうやって上手く言葉に出来ないから、文字にして、まとめて人に伝えたいって思ったのが最初だったので、歌を歌っているのもそういう所があるんですね。言葉にできないことを歌でどうにかして伝えたいっていう思いが「Believe」の中に全て出ていればいいなあって思います。

正直言って、この曲は、「つつみ込むように…」や「Into the light」のような派手さやインパクトはありません。でも、聴いているうちに好きになっていく感じの曲だと思います。スルメじゃないけど、「噛めば噛むほど味の出る曲」だと思いますよ。歌詞をよく理解した上で聴くと、この曲の良さが分かると思います。

非常にバランスの取れた、いい曲だと思います!鯰はすごく好きになりましたよ!

 

A 花/鳥/風/月【hana tori kaze tsuki】 (5'53'') 
作詞:クロスチヒロ/作曲:Misia、松井寛

まず、曲のタイトルなんですが、「かちょうふうげつ」ではなく、「はな、とり、かぜ、つき」と読んで下さい。このタイトルからは想像つかないと思いますが、70年代風のソウルナンバーです。メロディは、Misiaと松井寛さん(「Into the light」の作曲者)による合作です。懐かしさのなかに新鮮さを感じる一曲です。女性のコーラスが何ともソウルフルですね!

「花鳥風月」とは、本来、「自然界の景色」とか「風流」のことを意味しますが、この曲の「花/鳥/風/月」とは、「風のように、花のように、飾らないピュアな心でいよう。月のように、鳥のように、夢見る心を忘れず、この思いを届けよう。」という心の叫びを表しています。(←詳しくは、CDの歌詞カードを見てね!著作権の関係上、詳しくは書けないので…。)本来の「風流」を描いた上に、Misiaの心の叫びを重ねたところに、この曲の上手さを感じますね!

 

12cm版
B Believe 【DJ WATARAI remix】 (4'53'') 

日本をクラブ界を代表するDJ、WATARAI氏によるリミックス。

DJ WATARAIといえば、最近では、ゲームセンターの「beatmania 4th mix」にも楽曲を提供しています。「Popcorn」というHiphopナンバーです。(難易度「2」ですので、是非ともお試し下さい。)

ドラムと生ギターの音が前面に出ていて、ヒップホップ色が強い中にも、シンプルさを感じるアレンジになってます。リミックスとは言っても、Misiaは、このバージョンの為に、ボーカルを歌い直しています。(つまり、オリジナルの音源をいじくったリミックスではないということですね。)オリジナルとはまた微妙に歌い方を変えてます。アドリブの効かせ方なんかが新鮮ですよ!

 

12cm版
C Believe 【English Breakfast Mix】 (4'46'') 

こちらは、オリジナルの音源をいじくったリミックスです。DJ WATARAI氏のリミックスよりももっと爽やかに仕上がっています。生ギターのカッティングが心地いいです!「English Breakfast Mix」というだけあって、朝の目覚めの爽やかさをイメージしてますね。Misiaの大好きな曲である、ミニー・リパートンの「Lovin' you」も、小鳥のさえずりなんかが入っている、朝っぽい曲ですが、それを強く意識したんですかねぇ?

 

8cm版
B Believe【Original Back Ground】 (4'53'') 

こちらは、8cm版のみに収録されているカラオケです。さあ、たっぷりと歌っていただきましょう!