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百日咳にかかった小さな家

 建築家のル・コルビジェが両親の老後のやすらぎのために造った、
葡萄畑がひな段のように重なり、
アルプスの山々が湖面に映る、レマン湖のほとりの小さな白い家は、
雪がとけて春になって湖水がいっぱいになって、地下水位が上昇すると……
百日咳にかかります。
建物の西側に造った地下の小さな酒蔵が、地下水の上に浮かぶ小舟のような状態で
家を下から押し上げるので、その時期だけ、壁にひびがはいるのだそう。
生きている人のように家を考えている、
このエピソードは大好きです。

たくさんの人に読まれている絵本の『ちいさなおうち』も
心をもった家ですよネ。

『小さな家』ル・コルビジェ著 森田一敏訳 集文社
『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン著 石井桃子訳 岩波書店

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