PCとの出会いは、かれこれ20年ほど前でした。そうNECのPC-6001からPC-8801に変わった頃です。少ない給料でしたし、ちょうど結婚したばかりでお金もなかったのですが、奥様を拝み倒して、当時セットで30万程したように思います。それでも16ビットパソコンは目新しく何でも出来るような気がしたものです。
それから、PC-9801VX32ビット機、もうこれはすごいと思いましたがそれもつかの間PC-9821V200/M7へと、アッという間に移り代わり、本当にビックリする次第ですが、V200を購入して早3年の間に進歩はすばらしいもので200Mzに成るのに17年かったのが、200Mz〜1.5GMzの世界に突入してしまいました。今回は値段の問題もあり1.0GMzのCPUを使い自作PCを作って見たいと思います。 僕なりの製作プロセスをみなさんに紹介したいと思いますのでよろしくお願いします。あなたがこのサイトの内容を読み、ご自分でPCの制作または各種増設を試みた結果がいかなるものであろうとも、私には一切の責任は負いませんのであしからず!
PCを製作する上で注意しなければいけないことがいくつかあります。
PCのパーツは壊れやすいです。あなた自身の静電気によって、触っただけであっさりお亡くなりになるパーツも多いので作業をする前に、必ず金属などを触って静電気を逃がしてください。またセーターなど静電気のたまりやすいものを着用しないなどの配慮も必要です。PCのパーツ同士には相性がある。パソコンの世界ではよく耳にします。意味は「なんだかよく分からないけど、特定のパーツ同士ではうまく動かない。」です。例えばあるマザーボードでは、別のあるハードディスクをつなげると認識しないとか、特定のSCSIカード以外ではかなりのスキャナが動かないとか、いろいろです。実際にはメーカー側で原因を特定できている場合も多く、救済されることもあるのですが、もろもろの事情から見捨てられる場合もあります。相性で怖いのは、それが本当に相性なのかどうかの見極めがしにくいところにあります。もしかしたら初期不良かも知れませんし、接続がうまくいっていないだけかも知れません。近くにもう1台マシンがあればそちらに接続して、確認するのが手っ取り早いのですが、それがかなわないときにはショップに助けを求めましょう。また、パソコン通信などで似たような事例がないか探すのもよいです。自作をするならパソコン通信を利用しましょう。私よりはるかに知識や経験が豊富でとっても優しい方たちが、懇切丁寧に教えてくれます。また、あなたと同じ構成で組み上げた方がいれば、相性の動作確認がとれます。質問内容は出来るだけ詳しく書きましょう。ただ動かないと書いても、どういうことをやった結果どうなったのかを書かないと、誰も答えられません。マシンの構成なども書いておいた方が、相手も答えやすいでしょう。主要なパーツはなるべく同じショップで買う。初心者がいきなり組み立てる場合は、これは鉄則です。普通に組んで、普通に動いてしまえばなんてことはないのですが、もし動かなかったときに何が原因か特定できないと、面倒なことになります。例えばAというショップでマザーボードを買って、BというショップでCPUを買ったとします。この場合組み立てて動作しなかった場合に、A店はマザーボードについては調べてくれるでしょうが、CPUについてはいっさい面倒を見てくれませんし、その義務もありません。最悪、動作確認がとれていないCPUのせいにされて、B店へ行ってみてはどうかと言われるかもしれません。B店に行ったら、今度はマザーボードが悪いのでは?と言われるかも知れません。すべてのパーツをおなじショップで買えば、まとめて持ち込んで相談に乗ってもらえます。また相性が悪かった場合などでも、可能な限り代替品に交換してくれるでしょう。ざっとこんな感じでしょうか?PCを自作するということはそれ相応のリスクを負うことになります。上記のことを実践すれば、これを少しでも減らすことが出来ると思います。
自作PCの道!より