らいぶらりぃ | |||||
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●日 時 | 1998年1月3日(土)15時開演 |
●会 場 | サントリーホール |
●出 演 | ルドルフ・ビーブル指揮ウィーン・フォルクスーパー交響楽団 |
ソプラノ:ソーナ・ガザリアン | |
テノール:アドルフ・ダラポッツァ | |
●曲 目 | J.シュトラウスII/オペレッタ「こうもり」序曲 |
J.シュトラウスII/オペレッタ「ウィーン気質」より「結婚した当時は」 | |
レハール/オペレッタ「ジプシーの恋」より「ツィンバロンの響きを聞けば」 | |
クライスラー/ウィーン奇想曲op.2 | |
J.シュトラウスII/ワルツ「酒、女、歌」op.333 | |
スッペ/オペレッタ「ボッカチオ」より 二重唱「フィレンツェには美人が多い」 | |
レハール/ワルツ「金と銀」op.79 | |
スッペ/「ウィーンの朝、昼、晩」序曲 | |
レハール/オペレッタ「パガニーニ」より 二重唱「あなたを一番愛しているのは私だけ」 | |
ミレッカー(ビーブル編)/シュネル・ポルカ「未開のヴァラキアにて」 | |
ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「オーストリアの村つばめ」 | |
カールマン/オペレッタ「マリツァ伯爵婦人」より「ジプシー・ヴァイオリンの調べよ」 | |
シュトルツ/君を愛す | |
J.シュトラウスII/シュネル・ポルカ「観光列車」op.281 | |
J.シュトラウスII/ワルツ「美しく青きドナウ」op.314 | |
(アンコール) | |
J.シュトラウスII/シャンパン・ポルカ | |
J.シュトラウスII/オペレッタ「ウィーン気質」より | |
J.シュトラウスI/ラデツキー行進曲 |
昨年に続いて、サントリーホールのニューイヤーコンサートに行ってきてしまいま
した。年末・年始の帰省の時の恒例行事になってしまいそう。(^^;) 今回は3日間公演の3日目に行ったのですが、何か、疲れてはるのかなと思わせる ような部分がありました。何というか…こう、テンポに十分に乗り切れていないよう な感じなんですね。ビーブルさんの指揮が早すぎるのか、微妙にそのテンポにずれて いるように聴こえて、おやぁ?という感じがしていました。ま、お愛敬ということで 済ませてもいいのかもしれませんが。(^^;) でも、テノールのダラポッツァさんの声の響きはとても素晴らしかったです。すっ ごく自然な感じで、ふわぁっと会場に響きわたるんですね。こんなんで歌われる「君 を愛す」なんか、ほんと、じぃ〜んときました。(こんなことを言いたいものです なぁ…^^;)一方のソプラノのガザリアンさんの方は、最初の「ジプシーの恋」では声 もそれなりに出ているのですが、オケに負けてしまうようなところもあったりして、 あれ…?という気もしたのですが、段々と調子を上げていっていたと思います。後半 の「マリツァ伯爵婦人」での盛り上げ方なんていったら、もう最高!って感じで、会 場中がぐぅ〜っと彼女の演奏に引きつけられていく様がはっきり分かりました。お2 人の二重唱も、息もぴったりと合っていて、オペレッタの楽しさというものをよく表 現してはったと思います。 そうそう、前半のクライスラーの曲では、コン・ミスのベッティーナ・グラディン ガーさんがソロ・ヴァイオリンを弾いてはりました。なかなか伸びやかな感じで弾い ていて、いいなぁと思います。コン・ミスとしても、体いっぱいに音楽を表現してい て、(そこまで体を揺らさなくても、と思いながらも)なかなか好感を持てました。 「観光列車」では、TVで見たVPOのニューイヤーで、「テープは切られた」で メータさんがやっていたような凝った演出は特にありませんでした。アンコールは シャンパン・ポルカ。最後にぽぉーん!とシャンパンを空けて、指揮者やコン・ミス の皆さんが「アケマシテオメデトウ!」と言って、乾杯をするのでした。 てなことで(?)、今年も演奏会巡りをいっぱい楽しませていただこうと思いま す。(^^;)
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