Windows3.1でインターネットしよう!


世の中Windows95マシンが当たり前,Windows3.1ってなに?なんて言われそうなご時世ですが,ここではあえて,古いパソコンでインターネットしましょう!というお話をしちゃいます。
Windows95が発売される前は,インターネットしてる人なんていなかったのかというと,さにあらず。(当たり前ですが(笑))
当然たくさんの人が,当たり前に,Win3.1でインターネットしていたはずなのです。
ところが,私ジョイが,実際実行してみて分かったことなんですが,Win95なんかと比べると,Win3.1環境でインターネットするのはヒジョーに難しく不親切に感じたんです。
そこで,わたしの愚痴がてらに,Win3.1でインターネットをするまでの体験記を,なるべくわかりやすーく(わたし自身がそんなに玄人じゃないので,自然にそうなるか・・。(^^;;)綴っていきたいと思います。
ただ,極力やさしーく書きますが,基本的なところは,やはりご自身でお勉強願います。(^^;;
残念ながら,いくらパソコンが便利になったとはいえ,基本的な知識が全然ありませんと,テレビを見るように簡単にはいかないのが現実です。(^^;;

一部,「そこはちが〜う!!」と指摘されるような所も出てくるとは思うんですが,まあそこは,一シロウトの奮闘記ということでご勘弁を。m(_)m(^^;;
それと,個人的質問にはお答えしかねるので,ご容赦願います。


関連Windows3.1で利用できるブラウザ

関連Trumpet Winsockの設定


486マシン+Win3.1環境でインターネットしよう!

1 まず,ジョイの使ったパソコンを紹介します。

・EPSON PC−486GR(NEC PC9801互換機)
 CPU 486SX 25MHz→50MHzにオーバードライブ
・グラフィックアクセラレータボード IOデータ GA1024A
   ↑
NECの9801シリーズは,画面が640×400ドット,16色というのが
基本のグラフィック環境です。
これを,もっとたくさんの色,また,もっと大きい画面表示をさせるために
必要なのが,グラフィックアクセラレータボードです。
もっとも,これが無くても,インターネットは可能です。
・モデム アイワ PV−BF144 (14400bps)
・ハードディスク SCSI 外付け240MB
・メモリ 14.6MB
・OS Windows3.1
・CD−ROMドライブなんかない。(^^;;


どうです?このくらいのパソコンって,押し入れの片隅におしやられている可能性が高いと思うのですが,(笑)この際,使っちゃいましょう!(笑)
ゴミにしちゃうよりはいいですしね。(^-^)

2 ブラウザを準備しよう

インターネットを見るには,ブラウザ(閲覧ソフト)が,必要です。
ブラウザは主に2種類ありまして,

・マイクロソフト社 インターネットエクスプローラ3.0
・ネットスケープ社 ネットスケープナビゲータ3.0

などが,主なブラウザとなります。
今回は,この2種類を使います。
入手方法ですが,まず,すでに,もっといいパソコンをお持ちで,インターネットはそっちでやってらっしゃる方でしたら,マイクロソフトないし,ネットスケープのホームページから,「Window3.1用」のブラウザを,ダウンロードしましょう。
当然,Win95用のブラウザは,Win3.1には流用できませんので注意。(^^;;
(すごく細かい説明だな・・。(^^;;)
雑誌の付録を使うという手もありますが,最近の雑誌の付録に,Win3.1用のブラウザが,はたしてついているかどうか・・。(^^;;あまり期待できません。
また,上記のどちらでも,入手できない方は,お友達や,会社のパソコン等々を頼って,ダウンロードしましょう。
なお,フロッピーに移すと,だいたい4枚程度の容量になります。

3 ダイアルアップソフト(trumpet)を準備しよう

さて,実は,ブラウザだけでは,インターネットできません。(T-T)
電話をかけて,プロバイダ(接続業者)に接続してくれるソフトが必要です。
Win95には,OSの一機能に,接続機能が初めから付いてるんですが,Win3.1には,これがありません。
そこで,別途,ダイアルアップソフトが必要となります。
DOS/Vユーザーの方は,ご安心を。
Win3.1用インターネットエクスプローラ3.0(フルバージョン)には,この接続ソフトもセットになっています。ブラウザと一緒に,準備できちゃう訳です。
これを使っちゃいましょう。
問題なのは,NECの9801ユーザー。
上記のブラウザについている接続ソフトは「使用できません」。
ですから,別途,接続ソフトを取り寄せなければなりません。
接続ソフトには,いくつか種類がありますが,ここでは,比較的入手しやすい,「trumpet(トランペット)」という接続ソフトを使うことにします。
インターネットでは「窓の杜」など,またパソコン通信「PC−VAN」等からもダウンロードできます。もし,自身で入手が困難なら,インターネットをしている友人や同僚にダウンロードを頼みましょう。(^^;;
今回は「trumpet バージョン2.0b」を使用しました。
以上の2ソフト(ブラウザ・接続ソフト)が,最低限必要なソフトとなります。

3 trumpetをインストールしよう

実は,9801ユーザーがWin3.1でインターネットするには,ここがヤマとなるんです。(^^;;
このヤマをクリアすれば,まず,あなたもインターネットできちゃうでしょう。
ダイアルアップの設定などの基本事項をご存じでない方は,やはり,インターネット関係の本などをご一読なさることをおすすめします。
また,Win95でダイヤルアップ設定するより,かなり不親切で難しい代物となってます。
と,ネガティブな話になってしまいましたが,ある程度インターネットに親しんでる方なら,何とか成ると思いますし,なかなかうまくいかなくても,ぼちぼちと楽しむ気持ちでやれば,結構,あれこれと悩むものもこれまた楽しいものです。

まず,このtrumpetなるソフトは,外国製(オーストラリア?)のソフトなので,日本語での表記は一切ありません。(^^;;
そんなもんつかえるかー!となりますが,ごもっとも。(^^;;
そこで,「trumpetダイヤルアップ設定ガイド」という,取扱説明書のようなものが配布されています。(もちろん日本語です)
わたしの手元にあるのは,「TWSG220J.TXT」というファイルですが,このファイルは,前述の「窓の杜」や「PC−VAN」などで入手できます。trumpetと一緒にダウンロードしときましょう。

設定の仕方については,こちらをご参照下さい。 Trumpet Winsockの設定 ざっと,紹介しますと・・

・もともとtrumpetに付属の「login.cmd」←(回線を接続するためのファイル)を消す。
・ダイヤルアップ設定ガイドのなかの「login.cmd」の部分を切り取り,それに置き換える。
・同様に,trumpet付属の「bye.cmd」←(回線を切断するためのファイル)を消す。
・ダイヤルアップ設定ガイドのなかの「bye.cmd」の部分を切り取り,それに置き換える。
・trumpetのソフトをたちあげて,ID,パスワード,IPアドレス等などを入力する。


といった感じです。
ID,パスワードなどの個人情報に関しては,ご契約のプロバイダなどにお問い合わせ下さい。当然,みなさん違いますから。(^^;;
あと,おおいのは,ID,パスワードの入力ミスです。
うまくいかなかった場合は「半角小文字」で,入力したかどうか確認しましょう。
            `````
ピポパポ・・とダイヤルする音が鳴り,画面に(connect)といったような言葉が表示されたら,ひとまずうまくいっている可能性が高いです。
早速次のステップへいきましょう!

4 ブラウザをインストールしよう


さて,接続する準備ができたら,あとは,閲覧ソフト「ブラウザ」をインストールしましょう。せっかく接続できても,見られなきゃ,なんにもならないですからね。(^^;;
まず手元にあるインターネットエクスプローラのファイルをファイルマネージャ等からダブルクリックします。
すると,そのファイルが解凍され,いくつかのファイルが出てきます。
その中に,「setup.exe」というファイルがあるとおもいます。
それを,また,ファイルマネージャなどからダブルクリックしましょう。
すると,セットアップする画面が表示されます。
諸事項,質問に答えながら進めていけば,あとは勝手にセットアップしてくれますよ。
あと,途中で,「標準セットアップ」にするか,「カスタムセットアップ」にするか聞いてきます。
あまり詳しくない人や,めんどくさい人(^^;;は,「標準セットアップ」にしましょう。
知識があって,自分なりのセットアップを望むなら「カスタムセットアップ」を選択します。
セットアップが終了したら,これでインターネット準備万全(のはず(^^;;)です。

5 AUTOEXEC.BAT に,PATH登録をする。


ここまででも,準備Okなんですが,ついでにやっておきましょう。


trumpetが A:\TRUMPET ディレクトリにある場合
autoexec.bat に 


PATH=A:\TRUMPET;


と追加しておきましょう。
これで,インターネットエクスプローラのアイコンをクリックすると,自動的にtrumpetも立ち上がるようになりますよ。
(してないと,両方のアイコンをクリックしなきゃならないです。(^^;;)
最後にすべての環境を有効にするために,Windowsを終了→再起動しましょう。

6 感動のインターネット(T^T)


どうでしょうか?まさかこのパソコンでインターネットが拝めるなんて・・うるうる
感激の雨あられではないかとおもいます。(笑)
ガラクタにするにはあまりにももったいないです。(^^;;
是非是非挑戦して,思いっきり使っちゃいましょう。

7 最後に


なお,最初に書いた環境以外での,実用例を下に書いておきます。
わたしのパソコン,ジョイさんのよりボロだから・・って人も参考になさって下さい。


・PC−9801RX(CPU286→486・50MHzに置換)
 メモリ 5.6MB
 SCSIハードディスク
 16色・640×400ドット
・98NOTE NC(CPU386)
メモリ2.6MB+EMSメモリカード4MB
16色・640×400ドット

上記のような環境でも,動きます。
(ただしネットスケープナビゲータ3.0の場合,16色環境のパソコンだと,「16色環境では使えない」といった感じで?途中でセットアップを中止せざるを得ない状態が起こったような気がします・・。インターネットエクスプローラ3.0のほうは,問題なくインストールできました。)
ただ,メモリや,ハードディスクの処理速度,CPUがなど非力になると,どうしても,サクサクとはいきません・・。(インターネットってイライラネットだよなあ!状態(笑))また,trumpetはDosのコンベンショナルメモリをかなり消費するためか,ATOK8以下の日本語FEP(これも結構コンベンショナルメモリを食う)を同時に使用してると,ハングアップすることが結構あります。
(掲示板への書き込みや,検索するときは,ちょっと注意が必要(^^;;)
ATOK9以降はほとんど消費しないようなんですが,Win3.1環境でATOK9以降のものを使っているケースはほとんどないでしょうね。(^^;;


また,9801シリーズは,RS232Cのデータ転送速度が,9600bpsまでしかサポートしていないので,14400bps以上の高速モデムに切り替えても,通信速度はそれほど上がりません。あきらめて144モデム使う方が無難です。
安定して,速い速度で通信したいのなら,RS232Cボードを増設しましょう。(^^;;それなら,たぶんISDNも可能かな・・。(^^;;
ただ今度はWin3.1のOSが,フォローしきれないかもしれないので,何らかのパッチを当てないといけないかもしれないですが。(なんかそのようなモノを見かけたような気がします。)

DOS/Vユーザーの方は,IBMから「Web Boy」という,Dos用!インターネットソフトが発売されています。
(たしかCPU386以上だったと思います・・。未確認)
もともと,シャープかどこかのインターネットTV用に開発されたモノらしいのですが,晴れて,Dos用として販売しているようです。
これを使うのもひとつの手ですね。

NECさんも,9801用にこういったソフトを出して欲しいモノです。
16色表示でもいいからさあ。(笑)


以前,NHKのクローズアップ現代で,廃棄されたパソコンが,バキバキッと潰されるのを見まして,「おお,なんともったいないことを・・」と,ヨダレが・・じゃない,(^^;;胸を痛くしたことがあります。
あれを,バキバキしちゃうなら,わが家のパソコンは皆バキバキだあ・・,と。(笑)


あなたの押し入れパソコンの有効利用を期待して・・。


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