冷蔵庫の冷えを良くする対策

夏場になると、冷蔵庫が冷えない!って嘆くオーナーの方は多いと思います。
販売店に相談しても、”日本の酷暑では こんなもんですよ”って言われて諦めていませんか?
冷えが悪い原因はいろいろあるのですが、ここでは、施工に関する不具合を考えてみたいと思います
正常な状態では、真夏でも冷凍庫で氷も作れるし、冷たいビールだって飲む事ができるんです。
真夏でも、冷凍庫は-15度、冷蔵庫でも5度 も夢ではなくなります。
では、なぜ冷えが悪いのか?
それは、冷蔵庫背面から排出される熱が効率よく車外に排出されず、冷蔵庫背面部に こもってしまうのが原因のひとつです。
暖かい空気は上昇しますので、冷蔵庫背面の下部にある吸気口から外気を取り入れ、冷蔵庫から出る熱が自然対流によって上昇し、上部の排熱口から効率よく排出されるようにすればよいだけです。(右図参照)
言われてみれば、とても簡単な事ですよね。
しかし、バンコンや国産T-bodyなどはスペースの制約から、排熱がうまくできない物も少なくありません。
そこで、今回は、効率よく排熱させるためにファンの設置をしてみました。


使用したファン


今回、あえて24Vファンを選択した理由は、低騒音、低消費電力を得るためです。
風量は、定格電圧の24v作動に比べで少なくなるのですが、排熱に十分な風量は確保されています。
そのうえ、低騒音で回転させる事ができますので、夜間でも気になりません。
消費電流は、定格時の0.3Aに比べ、12v作動時は0.1A(1基当りの実測値)で作動しますので、連続動作させる必要のあるファンにとっては、低消費電流は不可欠です。