2004 LIVE Vol.2 『昔の僕と今の僕』

04/09/19 18:00 大阪・THホール

 ライブ当日は心配していた雨も降らず会場に到着しました。中に入ってステージを見ると、キーボードの下に白いローラースケートが置いてあって、早くも胸が高鳴る思いがしました。
 6時を過ぎると、最初から薄暗かった会場がもっと暗くなり、バンドの人が4人、奥のカーテンから登場してくると、ファンも立ち上がって淳くんを迎える準備。そして淳くんも奥のカーテンから笑顔で登場…。ファンの歓声が上がります。衣装は、デニム生地?のような濃いグレーのコートに、下はピンクのパンツ(写真集で履いてるパンツ)で、髪型は黒の短髪。
 1曲目は初めて聴く歌で、アップテンポで可愛らしいカンジだなぁ〜と思ってたら、『ドシラソファミレド シドレミファソラシ ドシラソファミレド シドレミファソラシ〜ド〜♪』という歌詞。とっても覚えやすい可愛い曲でした。そしてミニアルバムから、「Eternaly」と「Dust In The Wind」。どちらかの曲でコートを脱いでおり…コートの下には黒地にピンクの花柄(薔薇だったかな)のシャツを着ていて、白いベルトをしていました。いやぁ〜とっても可愛いです(^_^)。「Dust In The Wind」では、斜め後ろ向きになって宙を見上げるなどの静かな振付けがあり、素晴らしい歌唱力を披露してくれました。

 次に、バンドの皆さんがはけて、淳くん一人でMC。挨拶から始まり、大阪入りのお話。浅間山の噴火の灰のせいで喉を痛めるので、自分だけ前日に大阪入りして、コンビニでご飯を買ったという淳くん…ちょっと寂しそう。
 会報が遅れていることに対して「皆さんに迷惑をかけてごめんなさい」と頭を下げ、BBSが休止になったことについては、ファンの人から手紙をよくもらうが手書きだから感情も伝わるけれど、パソコンは活字だから、きついことが書かれてあると、読んだ自分がショックを受けてしまって、休止にしてしまったようなことを言っていましたね。
 それから、身に付けていたジュエリーの話になって、オッジさんとデザインの話し合いをしたのか、ネックレスは「J」をアレンジして、2月の誕生石のアメジストを入れて、スターだから星もつけちゃおうと言われたような、そんな事を話していました。
 そして、淳くん愛用の化粧品や、銀座博品館のテーマソングを作らせてもらった時の話になり、そのテーマソングを可愛らしくリズムを取りながら軽快に歌い出す淳くん。でも、1番の終わり頃だったか、歌詞を忘れたか 間違ったかで歌えなくなった淳くんは、口に手をあてて、思わず苦笑いしていました。テーマソングについては、もう32歳なので歌うのがちょっと恥ずかしいとか、今も博品館に行けばこの歌が流れてて聴けるけど、店内よりもトイレの方がよく聴こえるんだよね、なんて言っていました。

 バンドメンバーの紹介。淳くんから名前を紹介された人から順に一人一人、登場。最初に紹介された人はベースで、ヒロポンと呼ばれていた方。今回のライブツアーが初参加だそうで、くちゃくちゃの笑顔が魅力的な方でした。ドラムはタカシ君。そしてキーボードのタダスケ君が紹介された時は、なぜかタダスケ君があまり喋らないので理由を聞くと、去年のライブの時に、自分も話しに加わり、喋りすぎてトークショーのようになって しまったので、今日はおとなしくしているんだとか(^_^;)。そしてギターのテツロー君は、なんと、淳くんのMC中に爆睡していたそうで、あの状況でよく寝れるよね、などと散々言われ、写真に撮ったからHPに載せるとまで言われていましたが、本当に載せられていましたね(^_^;)
 バンドの皆さん交えてのMCは、仲の良さが伝わってきて、聞いてる方もとても楽しくて一緒になって笑っていました。たしかこの時だったか、あまりに笑いすぎた淳くんは、進行をコロッと忘れ、今から何するんだっけ?とタダスケ君に聞く始末(^_^;)

 待望の「光GENJIメドレー」。僕は、15歳に戻ります…皆はあのころ10代?20代?30代? というような ことを楽しそうに話し、淳くんは衣装替えに。その間に、タダスケ君が下に置いてあったローラースケートを、キーボードの前の台に乗せました。そして奥のカーテンから現れた淳くんは、上をノースリーブの白のシャツ (写真集で着ています)に変えてました。
 ワクワクドキドキ。いったい何を歌ってくれるんだろうと期待する中、1曲目は「想い出がいっぱい」。光GENJIの曲ではありませんが、卒業コンサートで淳くんが歌ってくれたソロ曲。ファンにとっても思い入れの深い曲なので、当時を思い出して感激…。
 2曲目は「ガラスの十代」。3曲目で「THE WINDY」だったかな…曲が流れると、すかさずファンが「G・E・N・J・I」と叫びます。しかし淳くんは「今日はBANJEe(バンジー)でお願いします」というような事を言って歌うと、ファンもちゃんとそのとおりにして、『♪迷わないよ(バンジー)  君のもとへ(バンジー)…』というように歌いました。そして面白かったのが、『G・E・N・J・I』のところで、タダスケ君がタイミングよく「B」「A」「N」「J」「Ee」と書いた大きなボードを一枚ずつ上にあげるので、それに合わせてファンも叫ぶと言ったカンジ。ステージと客席に一体感があふれ、ものすご〜く楽しい(^_^)
 あと、曲順はよく覚えていませんが、アルバム「Hi!光GENJI」の中から「サマースクール」と「君を乗せた海賊船」を歌ったり、「この秋・・ひとりじゃない」や、「いつかきっと…」のトップソロの部分や、「時のかけら」「ヒット・パレード・ボーイ」「素敵に…」など。
 メドレーですが「素敵に…」は長く歌ってくれました。あと「Maybe Tomorrow」では、卒業コンサートの 時のようにファンの両手が左右に揺れ、「Meet Me」では『バイバイバイバイ…』の所をファンに歌わせてみたり、「CO CO RO」や「WINNING RUN」はコンサートの定番曲だから、もう淳くんもファンもノリノリでした。
 そして、突然もう一度「THE WINDY」を歌うという意表をつく演出に、思わず反応が遅れそうになるファン…そんな時でも、タダスケ君は冷静な顔でボードを上げていました(^_^;)
光GENJIメドレーは、淳くんもすごく楽しそうだったし、ファンも本当に楽しめたと思います。ものすごい盛り上がりでした〜(^_^)

 で、汗だくの淳くんは、今の20分あるんですけど、最初、好きな曲を集めたら50分位になったんだよね〜とか、好きな部分を繋いで歌おうとしたら歌詞の意味が通じなくなったとか、そんな苦労話をタダスケ君としていました。曲の絞り込みや編集というか、そういうものにもバンドの皆さんは加わってくれて、光GENJIの曲を覚え、演奏してくれて大変だったろうなと思いましたね。
 それと「時のかけら」について話していて、この曲の『閉じ込めた心のページをそっとめくると なつかしい春の香り』の歌詞のところだったか(二人で歌っているところと言っていたので多分この部分かと…)、どうしても胸にくるものがあって、なぜだか分からないけど泣きそうになるというような話もしていました。
 あと、事務所を辞めるときにローラースケートを持ってきちゃったんだけど、メンバーの中には、手元にローラースケートがない人もいるのかな?なんて言ってました。それから、またローラースケートを履いて歌ってみたいけど、あまり年を取ってしまうと転んでしまうので、そうならないうちにというような事も言っていました。

 そしてまたまた衣装替えの淳くんは、今度は濃いグレーの上下(写真集の中で、ギターと共に写っている衣装)。その衣装で「陽はまた昇り」をギターで弾き語りする淳くん。高音あたりでちょっと感極まったのか、詰まってしまって歌えなくなりましたが、すぐに持ち直しました。ギターの弾き語りはこの曲だけだったと思います。
 ここから、歌った順番はわからないのですが「I wish I will..」を本当にしっとりと歌ってくれて、いい歌だなぁ〜と感動したり、「It's all my things」や「Keep on movin'」などではパワフルな淳くんが見れたり、初めて聴く力強い歌(凄くいい歌でした)があったり、ライブ終盤の盛り上がりは最高潮になっていきました。
 そしてラストは「手をつなごう」。歌い終わると、淳くんはファンにいっぱい手を振って、奥のカーテンの 向こうへと去っていきました。本当にものすごい淳くんのエネルギーを感じて、大満足のライブでした。

 アンコール。
 淳くんが奥に去ってすぐに、ファンの「アンコールアンコール…」の声。しかしどこからか「淳くん淳くん淳くん…」に変わり、みんなが淳くんコールとなりました。その淳くんコールがどんどん早くなってくると、「みんなが淳くん淳くんって言うから慌てちゃった」と言って淳くん登場。
 衣装は白いTシャツで、胸にはJの文字。背中には写真集のタイトル「Consciousness/Unconsciousness」の文字が書かれていました。意識と無意識という意味だそうです。バンドの皆さんは、同じTシャツの色違いで、二人が赤、二人が青だったと思います。
 すぐには歌わずにお喋りがあって、1曲目に歌った『ドシラソファミレド…♪』という歌について。タイトルが決まってなかったんだけど、やっと決まって、「リズム」になったそう。するとタダスケ君から「タイトルが決まって良かったんだけど、誰が作った歌なのか言わないの?」と突っ込みが入り、淳くん「僕です(笑)」と。なかなかこの歌が出来上がらなくて、早く完成させないとバンドの人に演奏もしてもらわなくちゃいけないし、ギリギリでやっと出来たんだというような話をして、「リズム」を歌ってくれて、ファンも一緒に『ドシラソファミレド シドレミファソラシ……♪』と歌いました。
 本当にこの歌は、変な気負いもなく素直な気持ちで作ったんだろうな〜という感じがして、親しみやすく覚えやすく、一緒に歌っているととっても楽しくなってくる、そんな歌でした。

 淳くんとバンドの皆さんは奥に去っていったのですが、またまた淳くんコールが沸き起こり、出てきてくれるのかな〜と思っていたら来てくれました。Wアンコールは淳くんも嬉しかったようで、「ありがとう」と言っていました。歌は「It's all my things」。激しく歌ってくれました。
 これはアンコールの時だったかWアンコールの時だったか記憶が定かではありませんが、歌い終わるとバンドの皆さんも前の方に出てきて、淳くんを真ん中にして5人が並び、淳くんが「懐かしいでしょう?」と言いながら、5人が手をつなぎ、その手を高く上げてからお辞儀するという…ホントに懐かしい光景で、粋なことを最後にやってくれました。
 そしていよいよお別れの時、奥のカーテンの所で言った淳くんの最後の言葉は「みんな〜、気をつけて帰ってね〜」でした。

 ファンも名残惜しいのでしょう、淳くんの姿が見えなくなると、あちらこちらで「淳くん…」と、小さく淳くんを呼んでいました。ほんとに楽しくて、素晴らしいライブでした。歌やダンスで魅せるだけでなく、ファンと一体になって盛り上がりファンを楽しませる、プロ・山本淳一を見せてもらいました。衣装替えもいっぱいあって、可愛い淳くんやカッコイイ淳くんが見れて、そういう面でも楽しめました(^_^)
 そしてバンドの皆さんも、ほんとに「仲間」なんだな〜と思います。淳くんと一緒になってライブを盛り上げる、その姿勢に改めて感謝しました。またファンの皆さんも、あらゆる場面で拍手もいっぱいしていましたし、精一杯、淳くんを応援していて、とても良かったと思います。

 その後、終了のアナウンスが流れましたが、最初に席に置かれてあったアンケートに記入するため、多くのファンがそのまま座って書いていました。アンケートの内容は「今日のライブで良かった曲を3曲」「悪かった点」 「今後期待する事」「淳くんに対するメッセージ」「HPに載せるためのメッセージをHN等で」というようなものでした。
 写真集の受取りや握手会は、いったん外に出て並びなおすという事だったのでアンケートの記入が終わったら退場し、スタッフの指示を待ちました。そして指示どおり並んでいると、しばらくして握手会が始まり、あっという間に自分の番がきましたが、もう、「淳くん、今日は楽しかったです。ありがとう」という言葉しか出なかったです。そのとき淳くんは何と言ってくれたのか、残念ながら記憶がありません。写真集も自分の手に持っているので、淳くんから受け取ったのは確かなんですが、もらった瞬間をよく覚えていません…。
 握手会の時にいつも思うのですが、間近で見る淳くんっていうのは、どうしてあんなに力強い瞳をしているんでしょうね〜。ものすごくキラキラ輝いているし。そんな瞳で見られると、こっちは急にドキドキしてきて記憶が飛ぶじゃないの!なんて思います(^_^;)。でも、それが淳くんのオーラなんでしょうか(^_^)

 握手会が終わって外に出ると、時間は8時50分でした。ライブ自体は8時20分くらいには終わったと思うのですが、6時過ぎから始まっていることを考えると、淳くんは一人で長時間歌って、ほんとによく頑張ったんだなぁ〜と改めて思いました。
 大阪ライブはステージが狭かったので、ローラースケートで踊るスペースがなく残念でしたが、淳くんとバンドの皆さんが素晴らしいライブで楽しませてくれたので、本当に一生の思い出になりました。感動をありがとう〜。やっぱり淳くんにはこれからもずっと歌っていてほしい…そういう思いを一層強くして、帰途につきました。

 今回、初めてライブレポートというものをさせていただきました。テレビ番組をレポートするなら、ビデオで何度も見返すことができるのですが、ライブはどんどん進行していくし、しかもこの回のライブしか行っていないので確認のしようがなく、いざレポートを書こうと思うと記憶があやふやな所もあって、間違っている部分があると思います。そこのところはどうかお許しください。ただ、ライブをご覧になれなかったファンの方に、少しでもお役に立てるなら嬉しく思います。

 今年のライブには私・芽衣は参加できませんでしたので、このレポートはすみれさんにしていただきました。すみれさん、どうもありがとうございました(*^^*)


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