ホームシアターへの道のり

ホームシアターを目指すきっかけとなったのは、15年ぐらい前までさかのぼります。当時すでにステレオに少し興味を持ち出したころである雑誌で、スピーカーとスピーカー間にテレビをおいてはいけないということを知りました。テレビの音もいいスピーカーで聞きたいという気持ちがあったので、これにはショックを受けました。おいてもいないのに、すっかりやる気がなくなってしまいました。  そこで逆転の発想で思いついたのがスクリーンなら邪魔にはならずイケルのでは?と思いました。しかし当時プロジェクターなどというシロモノは学生の私、いや今の私でも目が飛び出るような値段でした。ところがなんと定価はいくらぐらいかわすれましたが、FUJIXのハンディプロジェクターなるものが発売され、5万円程度の投資で大画面&スクリーン(当時は白い布を使ってました。)を体験することができました。 このプロジェクターたしか8万画素ぐらいの液晶だったとおもいますが、いま思えばとんでもなく暗く、目の粗い画像でしたが、雰囲気だけはイッチョマエでした。そして画質がよいということで、LDもほしくなってPIONNERのCLD−02を思い切って購入しましたが、このプロジェクターではビデオとLDの画質の違いはほとんどわかりませんでした。トホホ・・・ それから数ヶ月後ショッキングな出来事が起こりました。家庭教師をしている先の家がなんと本格的なプロジェクターを導入してしまったのです!!縦長の14畳の部屋に100インチのスクリーンと、シャープの当時の高級プロジェクターXV−S1Z!!(3板式65万画素)これには正直驚きました。当時私も興味があったので「是非、家を新築した際にはホームシアターを」といっていたのですが、まさか本当にやってしまうなんて思いもよりませんでした。このときスピーカーの自作にも凝っていたのでシアター用のスピーカーの製作とアンプ選びをまかされてしまいました。このシアター(FUKUMOTOシアター)はまた別のところで紹介したいと思います。 その後自分の家でももっと本格的にやりたくて悶々とした毎日を過ごしていましたが、ここでスゴイ朗報です。シャープからXV−P1という小型・軽量で、低価格で、画質もそこそこ良いという液晶プロジェクターが登場しました。このプロジェクターは、上位機種XV−E1Z(はじめての90万画素モデル)の液晶パネルを1枚だけ使用し、カラーフィルターをつけた単板式の33万画素というスペックでした。大阪日本橋の逸品館と言うところで、16万円ぐらい出して買ったと思いますが、画質のほうは、FUJIXとは雲泥の差で、XV−S1Zにはちょっと負けているかな?と言う感じでした。 スクリーンは当時合板と角材で作ったパネルに壁紙を張り付けたものを使用していました。サイズは80インチより少し小さいかなといったぐらいです。壁紙の繋ぎ目が少し気になりましたが、結構満足していました。もうこの頃から本格的にはまっていきました。 その後は、中古で憧れのXV−S1Z(P1の下取り7万円、買い値16万円、岸和田のちきり屋にて)→XV−E1Z(S1Zは後輩に5万円で売却、買い値18万円、岸和田のちきり屋にて)と替えをしていき、ドンドンと深みにはまっていきました。

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