薄氷の張る頃
12月、朝起きたら庭や屋根が真っ白に染まっていた
喉を潤そうとお水を飲みに小屋の外に出た
ぺろぺろ一生懸命飲んでるのに飲めない
なんだか舌ベロが冷たい
氷が張っていた
召使いがパリンと氷を割ってくれた
やっと水が飲めた
朝は氷が張るのに、昼になるとぽかぽか暖かい
暖かい日射しの中で膝の上でうとうと
もう氷のことなんて忘れてしまった
膝の上が飽きたら芝生の上で毛繕い
ああ、のどかな冬の日