1989年5月〜6月 フランス出張+春のスイス

4月中旬から終りにかけてスイスへ旅行した約1ヶ月後、何と、突然フランス(ニース)へ出張を命ぜられました!
かなりタフなミッションだったのですが、6月2日(金)に無事に仕事が終わったので、土〜日曜にかけてスイスに
寄って来ました(もちろん、上司のApprovalを受けて)♪
前回訪問から一か月、初春から本格的な春に変わりつつあるスイス・・・最も生命力に溢れる季節かも知れません♪


5月30日(火):晴れのち曇り ●出張先は、ニース・・・21時発、エール・フランス(AF)271便・・・ビジネスクラスである。  現在の様にフルフラットではなく、JAL国内線のClass−Jをもう少しゆったりさせた程度だが、それでも  15時間近くのフライト、本当に楽だ。助かる (^^) ●ウェルカム・ドリンクのシャンパン、コースの食事♪ アンカレッジまでの6時間は『あっ』と言う間。  90分のトランジットの後、アンカレッジを出発。マッキンリー山を巻く様にして高度を上げる。


5月31日(水):晴れ ◆プレゼン資料に目を通したりしていたが、大半は寝て過ごした様だ☆ 到着前の朝食も美味しかった♪  AF271は、定刻より若干早くパリ=CDG(シャルル・ドゴール)に到着。入国審査、税関を無事に通過して  到着ロビーに・・・ニース=コート・ダジュール行き、AF2405便は、オルリー空港からの出発。オルリーは  パリの街を挟んだ反対側である。 ◆到着ロビーには、僕のネーム板をかざしたドライバーが待っていてくれた。  エール・フランスが手配してくれたリムジン(ベンツ)で、オルリー空港に向かう。パリの街並みを横目に観つつ  50分ほどで、オルリー空港へ到着。ドライバーと別れ(チップをはずみ過ぎたかも:苦笑)チェックイン。 ◆AF2405は、11:10の定刻に出発。最前列のビジネスクラス席・・・ニースまでは1時間ほど。  着陸態勢に入るとのアナウンスがあった頃、窓の外には、コート・ダジュールの海岸線♪ そして、遠くフランス  アルプスの峰々が♪ ◆国内線なので、イミグレーション等の煩わしさもなく、到着ロビーに出ると、同僚のHさんが待っていてくれた♪  電話やメッセージでやり取りしていたので、初対面と言う気はしなかった。  アジア人だがフランスの永住権を取得している。英語もきれいだった。 ◆Hさんの車(BMW)で、一旦ホテルに・・・チェックイン&荷物を置いて、会社に行く。  そう、まだ平日の午後なのだ (^^; ◆仕事を終えて、Hさんにホテルまで送ってもらう。  バヒア・ホテルは海岸に近く、ベストなロケーション♪ 仕事なのが恨めしい (>_<)  夕食のお誘いもあったが、到着日・・・ビジネスクラスとは言え、合計22時間。ホテルのレストランで済ます!


6月1日(木):曇り ■8時からの会議に備えて、早起きして朝食へ♪  ひとり黙々と食べていると、突然「xxx社の方ですか?」と日本語で話しかけられた (@o@))  聞くとIBMの研究所の方。ニースに通信関係の研究所があって、ちょうど出張に来ているとの事。  「コート・ダジュールなんかに仕事で来るのは我々くらいしかいないですよね」とお互い自嘲気味に話す。 ■今朝もHさんが迎えに来てくれる。毎日申し訳ないと思うが甘える。アメリカでは、出張でもレンタカーを借りて  自分で通勤するのだが・・・   ■仕事を終えて、晩ご飯は同僚のKさんが招待してくれた。今夜はお言葉に甘える。  日本にも来た事があって、それ以降“盆栽”の魅力にハマったとの事。確かに家には、色々な盆栽があった。僕は  その方面には全く疎いので、何のアドバイスもあげられない (*o*) ■ご馳走になった、南フランスのお料理は、どれも美味しかった。魚のフリッター、煮込み(ブイヤベースの様だが  もっと洗練された感じ)・・・シーフードはお腹に落ち着く♪


6月2日(金):曇り ▲IBMの方は、昨日帰国との事なので、今朝はひとりで朝食。Hさんの車で会社へ!  少しタフなミーティングだったが、無事に終了。   ▲今日は早めにホテルに戻って、コート・ダジュールの海岸を歩いたり、タクシーでモンテカルロにでも行こうかと  思っていたのだが、Wrap−Upでの宿題があって、結局ホテルで仕事をする羽目になってしまった。  夜は、ホテルのレストランでDinner。ニース最後の夜、少し贅沢なコース料理。出張手当をオーバーした分  自己負担になるが、まぁ良いだろう♪


  
モナコとフランス・アルプス(6月3日)
  
ラウターブルンネンの谷(6月3日)


6月3日(:晴れのち曇り(一時小雨) ▼ニースを離れる日。本当は今日もニースに滞在して、昨日行けなかった“モンテカルロ”に行くのも良いかな、と  思ったのだが、やはり僕にはスイスの方が魅力的だった。 ▼いそいそと朝ご飯の後、チェックアウト・・・タクシーでニース=コート・ダジュール空港へ。  AF1992便チューリッヒ行きは、9:50発。チェックイン、出国検査・・・そして出発。  海岸沿いに高度を上げる。来た時と同じ様に、海岸線と彼方のフランス・アルプスの峰々のバランスが素晴しい♪ ▼チューリッヒまで、1時間余り。  入国&税関は、フリーパス。スイスの入国審査では、日本のパスポートと分かると中の確認は滅多にしない!  今夜はベルンに泊まる予定☆ 空港地下駅で切符を買い、ジュネーブ行きインターシティに乗込む。チューリッヒ  中央駅のみ停車、ベルンまで1時間半である。 ▼駅近く、シティ・ホテルで尋ねると、OKとの事。良かった。  時間は、昼を過ぎたばかり・・・荷物を置いて、そうミューレンに行こう♪  ベルンから、インターラーケン・オスト行き急行で50分。BOB(ベルナーオーバーラント鉄道)に乗り換えて  ラウターブルンネンへ。もうお馴染みのルートだ♪ ▼BLM(ラウターブルンネン=ミューレン鉄道)で30分“アルプスの宝石・ミューレン”に到着♪  凡そひと月振りである。残念な事に、今回もお天気は良くない。  今回は山歩きの準備はして来ていないし、小雨も降っているのでミューレンの村をのんびり歩くだけ。  ベルナー・オーバーラントの山々も雲の中。しかし1ヶ月の間に、木々の葉は、鮮やかな緑に変っていた (^^) ▼やはり、スイスは良い・・・ひと月でもいいから、この国に住みたい♪  ベルンの小さなレストランで、夕食を食べながら心からそう思った。


  
ラウターブルンネン駅にて(6月3日)
  
ベルン、マルクト通り(6月3日)


6月4日(:曇り ★スイスの朝ごはん、パンにたっぷりハチミツを付けて、淹れたてのコーヒー、ハムとチーズ。至福の時間である♪  しかし、今日は帰国日である。これからチューリッヒに出て、パリ=シャルル・ドゴール乗り換えで成田に向う!  ホテルをチェックアウト。“おまけのスイス滞在”とは言え、もう少しいたい (ToT)  「今回は仕事だから仕方ないだろう!」と自分に言い聞かせ、ロマンショウン行きのインターシティに乗り込む! ★チューリッヒ発パリ=シャルル・ドゴール行き、スイス航空(SR)704便は12:00発。  チェックイン、手荷物検査、イミグレーションもあっと言う間に終って、ゲートへ♪  実は、航空券にプリントされた出発空港が間違っていたのだ。チューリッヒ(ZRH)とタイプされていたのだが  該当便は、ジュネーブ(GVA)発だった。幸運にも、ニースを出発する前に気付いたので、昨日チューリッヒに  到着した際に、エンドースメントしてもらって事なきを得たのだが、ディスカウントのチケットだったら、今頃は  焦りまくっていたに違いない(笑) ★そんな事もあったが、ほぼ定刻にSR704は離陸、パリに向かう。  約1時間余りのフライト。キャビン・アテンダントのお薦めで、ワインを頂いてみる。ビジネスクラスの特典だ♪  これが実においしい♪♪ お代りを薦める感じの良いCA・・・つい調子に乗って、もう一杯。  元来お酒に強くないし、飛行機の中・・・シャルル・ドゴールに着いて、SR704便から下りて、ターミナルを  移動したはずだが、恥しい事に“記憶にない”のだ。  とも角、気付いたら、成田行きのAF276の出発するゲートに辿り付いていた。 ★16:00、成田直行便AF276は定刻に出発。  フライト時間は12時間もあるので、再びワインを頂き、コースの食事♪ さすがに、エール・フランスである♪  おいしい、CAの方との会話も楽しく、またしっかり睡眠も ☆☆ミ


6月5日(月):薄曇り ●10:15、40分ほど早く、成田に到着。CAの方に見送られ、降機♪  入国、手荷物のピックアップ後、会社に向かう・・・そう、今日は平日である(笑)


最初、出張の話を聞いた時は信じられませんでした。 帰りにスイスに寄れそうなスケジュールだったので、4月の旅行で行かなかった、ミューレンに寄る事にしました♪ それにしても、偶然とは言えわずか1ヶ月余りの間に、2度もスイスの土を踏む事が出来、夢の様でした。 天気には恵まれませんでしたが、仕事も上手く行き、最高の出張でした。


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