スイスへの旅:ハイジの故郷への憧れ

 このページでは僕の憧れの国、スイスについてお話します。「どうしてそんなにスイスが好きなの?」と
 いう質問を良くされるんですが、少しだけでも分かってもらえると嬉しく思います。

 因みに、随分前の話ですが...大学の卒論テーマは「ツェルマットに見る観光地の形成と将来」でした。
 どうしてもスイスをテーマにした内容にしたかったのです!!


もくじ(Contents)

     ● スイスという国(最初にクリックして下さい)
     ● スイス、一人旅の記録!
     ● スイスの散歩道(ツァーでは余り行かない所です)
     ● フォト・ギャラリー(スイス各地の写真集です)

 尚、このコンテンツに載せてある写真は、全てフルサイズのものをブラウザー上にて縮小する様になって  います。ブラウザーに“Google Chrome”を使用されている方は....  写真上で右クリック後、新しいタブで画像を開く  で、別タブにフルサイズ表示されます。但し、圧縮により解像度が低下し、見にくくなる場合があります  のでご了承下さい。


ZERMATT(ツエルマット)へ...
 イタリアとの国境に近い、ブリーグの街を出発したBVZの
 登山電車は、あえぎながら急勾配を登って行く。
 マッターホルンの麓の村「ツェルマット」まではもうすぐだ。
 それにしてもスイスという国は何と美しいのだろうか?
 万年雪を頂くアルプスの山々! それを背景にして広がって
 いるアルムや教会の尖塔を中心にした、まるでお伽話にでも
 出て来そうなちっちゃな村々。
 そして、小さな花、一本一本までもが生命力に溢れている!
20年前に初めて...
 初めてこの国の土を自分の足で踏みしめた、20年ほど前!
 その時から僕は完全にこの美しいヨーロッパの小国の魅力の
 虜になってしまった!
 それ以来、およそ二年に一度のペースでスイスを訪れている。
 モンテローザ、マッターホルン、ワイスホルン、ドーム等を
 中心としたヴァリス・アルプス、アイガー、ユングフラウで、
 誰もが知るベルナー・オーバーラント、そしてハイジの故郷
 グリゾンへと、僕は限られた旅行日数の中で、スイス各地を
 貪る様に見て回った。
 同じ村を何回か訪れても、感激は少しも変わらないどころか
 更に大きくなって行った。以前と同じベンチに座って、同じ
 山々と向き合った時に、「ああ、また帰って来たのだ!」と
 感慨に胸はいっぱいになる。


アイガー北壁 96年7月22日撮影

マッターホルンを仰いで...
 BVZの登山電車がツェルマットに到着すると、駅前からはオレンジ色の夕陽を浴びたマッターホルンの
 以前と全く変わらない姿が目に飛び込んで来る。
 同じ駅前の通り、同じホテル、そして何よりも、変わらぬヴァリス。アルプスの山々...それら全てが
 僕にこの上ない安らぎを与えてくれるのだ! まるでここが自分の生まれ育った故郷であるかの様に...

 スイス、この小さくも美しい国。僕は、地球上にこの国がある限り、何度でもやって来るに違いない...

スイスに旅行される方に読んで欲しい一冊!

 スイスに関するトラベル・ガイドや旅行記は山の様に出ています。その中で、出発する前に“是非読んで
 ほしい!”と思う一冊があります!

 新田次郎さんの書いたアルプスの谷アルプスの村(新潮文庫)! 

 もう35年も前に書かれたものですが、チューリッヒから始まって、アローザに至る約一ヵ月のアルプス
 の旅を通して、アルプスへの憧れとスイスの美しさの秘密が綴ってあります。
 今でもすごく新鮮で古さは全く感じられず、僕はスイスに行く前に必ずこの本に目を通す事にしています。
 もう何十回読んだのか分からないくらいです。

 イタリア・アルプス、そしてフランス・アルプスにも足を延ばされているので、こちらの方に興味がある
 方にも絶対にお薦めです。多くの下手なトラベルガイドに比較して、正に雲泥の差だと思います!

 ★ ヨーロッパの街角から

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