約2年4ヵ月振りにスイスに行きました。短い滞在も含めると12回目の旅になります。
今回は、僅か一日にも満たない日程でしたが、初めてイタリアにも足を運び、「アルプスの南側と北側ではこんなに
違うのか....」という新鮮な驚きを感じたり、多くの感激を味わったりしました。
行く度に新しい出逢いや発見があり、それからスイスの美しさの秘密を再確認したりと、何度訪れても感動は薄れる
事は決してありません。
拙い旅行記ですが、「少しでもスイスやイタリアの魅力を伝える事が出来れば....」と思います。
★11月 8日(日):晴
☆朝7時過ぎ....家族のちょっぴり冷たい(思い過ごし?:笑)視線を背中に感じながら出発。
11時55分発、AY(フィンランド航空)74便で一路ヘルシンキへ! 隣の席は、ヘルシンキ近郊に住んで
いる日本人の方で、仕事で赴任して10ヵ月になるとの事。色々と話をしていると時間が経つのが早い。
ヘルシンキにて、863便のチューリッヒ行きに乗り継ぎ、19時過ぎにチューリッヒ着。
☆スイス連邦鉄道(SBB)のインフォメーションでスイス・パス(8日通用)を264SFr.で購入。
前回と同じホテル・シティへ....記録が残っていたのでクイック・チェックイン! 13日の予約も入れる。
早く寝ようと思いつつ、夜中2時過ぎまでサッカーのハイライト番組を見てしまった。
★11月 9日(月):曇のち晴
☆朝食がおいしい! スイスでの楽しみの一つ....
☆8時33分チューリッヒ中央駅発のインターシティ(IC)、キアッソ行きに乗り込む。さっきまでグリゾンに
行くつもりだったのにキアッゾ行きの列車を見たら急にティチーノ地方かイタリアに行きたくなった!
ツーグに着く手前から雨になった。ツーグのあとはベリンゾーナまでの2時間、ノンストップだ!
ゴッタルド・トンネルを抜けると陽光まぶしいイタリアの風を感じる。青空が広がっている。アルプスの南と北
ではこんなにも違うのか....家の造りも、石造りが多い。風が強いのだろうか? それにしても新鮮な印象。
☆ベリンゾーナでロカルノ行きの各停に乗り換えて約30分....ロカルノはスイスらしからぬ南国の雰囲気が
漂っている。フェニックスの木々が風に揺れているが、オフの平日は人影も少なく淋しい感じがする。
☆ロカルノから、FARTの快速電車でイタリアのドモドッソラに向かう。
地下駅を出発してからしばらくはトンネルの中。トンネルを抜けると渓谷と素朴な村が続く.... 美しい!
何度もスイスに来てるが久しぶりの強い印象! 柿の木がいっぱいある! 今までは余り見かけた事がなかった
のに....ふと自分の田舎とイメージが重なった。イントラグナの村の近く....
☆40分ほどで国境のリベッラスカ。 形式だけのパスポート・チェックの後、いよいよ憧れのイタリアへ....
村の趣は、ますます素朴な美しさを見せている。
木組みの葡萄棚、山腹に寄り沿う様に集まる石造りの家々。そして「あんな高い所に!」と思う高地にも家々が。
この、北イタリアの高地の人々の生活に思いを巡らす時、ふと胸が詰まる....また来よう!
☆ドモドッソラからはICでスイスのブリーグまで戻り、氷河急行に乗り継いでツェルマットへ。
常宿のホテル・ドームはクローズだったので、以前泊まった事のあるホテル・ダービーへ。ここにも宿泊記録が
残っていた....
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