2012年6月、スイス・アルプスとベネチア,ミラノへの旅

4年ぶりにアルプスのトレッキングをしようと思う。
今回は、欧州デビューの参加者のため、欲張ってイタリアの世界遺産もルートに組み込む事にした。
7泊で、ベネチア,ミラノ,スイス・アルプスのツェルマット,ベルナーオーバーラント、そしてチューリッヒ♪
訪問地だけを見るとツァー顔負けの『無茶な日程』である。しかし、今でも絶妙なルートだと自負している。
そして今回は、6年ぶりに、ミューレンの常宿『ホテル・アルピナ』のタウグワルダーさんに会える (^^)
6月16日、アルプスの爽やかな風の予感を胸に、梅雨の日本を離れ、パリ経由ベネチアに向けて出発♪


6月16日(:晴れ ●6:40調布発のリムジンバスで成田空港へ♪  渋滞もなく2時間弱で成田へ・・・メンバー全員無事に合流♪ ANA205便=パリ行きは11:20発。早速  チェックイン・・・しかし、一人席が離れている! 再アレンジをお願いしたが、難しいとの事。  気を取り直して、ANAラウンジへ。出発まで、軽食やワイン、お茶など頂く♪ ●出発30分ほど前にゲートへ。ほどなく、呼び出しがあり、席が全員同じ列にしてもらえた。良かった♪  優先搭乗後、ドア・クローズ・・・ANA最新鋭のB777−300ER。エコノミーだが、リクライニング角度、  足許も従来より広く快適。パリ(シャルル・ド・ゴール=CDG)までの12時間を、まぁまぁ快適に過ごす。 ●CDGで4時間の乗継ぎ時間。エールフランス(AF)2526便に乗継ぐ。巨大なシャルル・ド・ゴール空港の  ターミナル間をバスで移動し、一旦フランスに入国後、チェックイン(デルタ航空にマイレージを付けてもらう)。  シェンゲン協定により、ベネチアまでは国内線扱い・・・待ち時間を、カフェなどで過ごす。 ●AF2526は定刻21:20に出発、順調なフライトで22:50、ベネチア(マルコポーロ)空港到着。  入国審査はパリで済ませているので、そのまま到着ロビーへ。市内への、水上タクシーを手配してもらう。  水上タクシーは、サンマルコへ快走♪ 凡そ30分、運河を抜け、サンマルコ広場には23時45分に到着。  ライトアップされた、鐘楼やサンマルコ寺院が幻想的だ。 ●疲れているので、広場から3分ほどの、ホテル・パナダにチェックイン。  時差もあるが、その日のうちに日本からベネチアに着ける・・・便利になったものである。


6月17日(:快晴 ●たっぷりの朝食♪ さぁ、12年ぶりのベネチアだ!  12年前は工事中で上れなかった鐘楼の展望台に上る♪ ベネチアの市街全体、ムラーノ島、リド島の展望が素敵。  突然、鐘が鳴り出す♪ 今朝、目覚めたのと同じ音だ。 ●ベネチアの路地の様な通りを歩く。ルネッサンスの面影を色濃く残す街並、運河に架かる名もない橋。サンマルコ  広場から20分でアカデミア橋! リアルト橋よりも素朴な佇まいが好き♪  アカデミア美術館に関しては、説明は不要だろう。ベネチアに来たら『必ず行くべき』場所のひとつであるのだが、  12年前と同じ印象。数々の宗教画・・・圧倒されるが疲れる(苦笑) ●アカデミア橋の袂、ヴァポレット(水上バス)の停留所で一日券を買って、サンタルチア駅まで行く。  少し早めの昼食を駅近くの、トラットリアで食べる。イカ墨のパスタ、ピッツア・マルゲリータ・・・どれも合格。  ドリンク含めて、3人で45ユーロほどだから『安い♪』。 ●お腹もいっぱい。ヴァポレットで『ベネチアングラス』の島、“ムラーノ島”へ渡る。  工房を訪ねたいが、今日は日曜日・・・閉まっている。結局、工房見学は諦めて、いくつかのショップを覗いての  買い物と運河沿いの散歩を楽しむ。ショッピングの合計が149ユーロを超えると、税金の還元を受けられるとの  説明を聞いて、170ユーロほどの買い物をする。所が・・・ ●ベネチア本島に戻り、ジェラートを食べたりしながら、サンマルコ広場まで路地を歩いて戻る♪  日も傾いた頃、サンマルコ広場で「ゴンドラに乗るのですか?」と日本語で話しかけられた! 2人の女子大生で  卒業旅行中との事。名物のゴンドラに乗りたいが「二人で100ユーロでは・・・」と、諦めかけていたとの事!  こちらは3人、ゴンドラは5人乗り。一人20ユーロなら、乗らないテはない。これも旅先での偶然の出逢い♪ ●ゴンドラの船頭のテクニックは抜群である。数々の歴史ある建物を英語で説明しつつ、舵を取る手は休めない。  40分のゴンドラ・クルーズを楽しんだ後は、皆で夕食♪ 片方の子は僕と同郷で話も弾む。これから、スペイン  更にポルトガルへと旅を続けると言う。楽しい旅を「何より安全で!!」と願う♪


  
鐘楼からの展望(6月17日)
  
ムラーノ島のモニュメント(6月17日)


6月18日(月):晴れ ●朝食をお腹いっぱい頂いた後、昨日時間がなくて行けなかった「ドゥカーレ宮殿」を観に行く。  都市国家・ベネチア共和国を支えた総督の政庁で、ベネチアの栄光や牢獄に見る闇の部分が印象に残る。  『ため息橋』を渡る時にふと、身震いを感じる。 ●11:50発の特急でミラノに移動。サンタルチア駅のインフォメーションで、切符をお願いする。  係員が手馴れた手付きで、SAMSUNGのスマートフォンを操り、発券してくれる。クレジットカードの明細が  チケットの代りになるそうだ。イタリア国鉄・・・なかなかである(笑) ●途中『ロミオとジュリエット』の舞台となったヴェローナに停車したり、イタリアの田園風景の中、2時間35分  ほどの列車の旅。ミラノへは、午後の2時過ぎに到着! 威風堂々とした、ミラノ中央駅と4年ぶりに対面♪ ●ミラノでの常宿、駅前のホテル・アトランティックにチェックイン後、すぐにドゥオーモに出かける。一泊だけで  今日しか観光出来ないが、主な見所はドゥオーモ付近に集中している。  中央駅から地下鉄でほんの数分、ドゥオーモ駅から地上に出ると、目の前に大寺院=ドゥオーモの姿。圧倒される。  ピッツァで遅い昼食・・・エマヌエーレU世アーケード(ギャレリア),かつてH.V.カラヤンが音楽総監督を  務めた『スカラ座』などを観た後、ドゥオーモの屋上に上がる。  チケットを買う際、前に並んでいた日本人のご夫婦が、係員に英語で聞かれて困っているのをヘルプする。 ●ドゥオーモの屋上からのミラノ市街の展望は素晴らしい。ジョゼッペ・メアッツァ・スタジアムも見える。  しかし、暑い。32度くらいだろうか? ●夕飯は、駅近くのトラットリアで、EURO2012の試合を観ながら、イタリア料理。お腹いっぱい食べ過ぎて  ドルチェが入らない(苦笑)。それでも、一人30ユーロちょっと。安い♪ ●「そうだ、ベネチアで買い物した時の税金還付手続きがミラノ駅で出来るはず!」  しかし、ドゥオーモ広場の銀行でないとダメとの事。仕方ないので、帰りのフランクフルト空港でやる事にしよう。  ミラノの夜は更けて行く☆ ☆ミ


6月19日(火):晴れのち曇り ●朝ごはんが美味しい。旅先ではついつい食べ過ぎる(笑)  チェックアウト・・・再会を約束して、今日はいよいよスイス、ツェルマットへ。故郷に帰る気持ちである。  8:25発のユーロスターで出発。1時間も走ると、アルプスの風を感じる。  事故でもあったのか、シンプロン・トンネルの手前でしばらく停車・・・イタリア語とドイツ語では細かい説明を  している様だが、英語では「少々遅れます」としか言ってくれない (ToT)  15分ほどの遅れで、スイスとイタリアのスイス側国境駅、ブリーグ到着。ミラノの標高が120m、ブリーグは  681mなので500m以上を上って来た訳だ。スイスだぁ♪♪ ●鉄道パス(スイス・フレキシー・パス)を購入。ヴィスプまで移動&乗換え、ツェルマットに向う!  サンドイッチの昼食。風が爽やかだ。空気も美味しい♪  ヴィスプ河に沿うマッターホルン・ゴッタルド鉄道はアプト式、ぐんぐん高度を稼ぐ。谷底まで200mの所も! ●1時間40分の登山電車の旅。ツェルマット到着♪ 標高1645mのマッターホルン登山基地の街である。  常宿の、ホテル・ダービーに旅装を解く。マネージャーのジョヴァンニさんが自ら手続きしてくれる。3年ぶり♪  この間に、オーナーだったパスカルさんは、体調を崩して引退。ジョヴァンニさんが継いでいる。  話は尽きないが、またディナーの時におしゃべりすれば良い。これから、明日のトレッキングに備え、足慣し! ●手頃なコースという事で、ツムット(1936m)の村まで歩く。標高差300mを90分ほどかけて歩くつもり。  マッターホルン(4478m)は雲の中、すそ野だけが見える。明日は晴れてほしい・・・  ツェルマットの外れから、ハイキング路をツムット方面に登る。傍らの花々が可憐で美しい。  途中で会ったイスラエル人グループの人達とおしゃべりを交わす。オレンジのリキュールを勧められ、飲んでみる。  強烈なアルコールだが美味しい「キルシュワッサーみたい」♪ ●ホテルに戻り、しばらく休んだ後で夕食♪ アラカルトでオーダーする♪  ペルチェ(淡水魚)のフライ、ウィンナ・シュニッシェル、ザンクトガレン風ソーセージにロシュティ♪  ワインも美味しい。ジョヴァンニさんがワインのお代りをご馳走してくれた。感激♪   パスカルさん&スザンヌさんと会えないのは寂しいが・・・


  
運河から、ドゥカーレ宮殿と鐘楼(6月19日)
  
エマヌエーレU世アーケード(6月19日)


6月20日(水):うす曇り時々にわか雨 ●朝、ヴィンケルマッテンに「マッターホルンの朝焼けを見に行くつもりだったが、生憎の雨 (>_<)  それでも朝ごはんの頃には、雨も止んで薄日も差して来たので、予定通り、スンネガ(2300m)に登る♪  ダービーの朝ごはんは美味しい。パン,クロワッサンをたくさん食べる♪ ●9時近く、スンネガ行きの高速地下ケーブルに乗り込む。4分ほどで700m近くの高低差を登り切る。  残念ながら、マッターホルンは雲の中。ワイスホルン(4505m)を主峰とする、ワイスホルン山群にも、雲が  かなりかかっている。それでも迫力は十分。  取りあえず、山の湖『ライゼー』まで下る。すそ野だけだが、湖に映るマッターホルンは神秘的だ。 ●歩いてツェルマットに下る。もう20回近く歩いているルート・・・多少の悪天(雪の中を登った事もある)でも  大丈夫だが、今回は初参加のメンバーもいるので、慎重を期したい。  青空も覗いている。下方のフィンデルン(2070m)の村もきれいに見える♪  花の写真や、素朴な村を眺めながら下って行く。少しルートを外れた、崖に沿った路もまた楽しい。 ●3分の2ほど下った所で、急に天候が崩れ出し、雷鳴も! 急ごう! セオリー通り雨が激しくなる前に、危険な  場所を抜け、すぐそこにヴィンケルマッテンの村並が見える、森の中までたどり着いた。あとはゆっくり下る。 ●お腹も空いて来たので、ヴィンケルマッテンのレストランで昼食。4年前に寄ったのと同じお店。  皆、スパゲティをオーダーする♪ オーナーシェフの方と言葉を交わす。お姉さんが、仕事の関係で日本の神戸に  住んでいるとの事。秋に初めて日本に行くのが楽しみだと、嬉しそうに話してくれた。僕も嬉しい♪ ●お腹もいっぱいになって、予定通り、午後は『シュヴァルツゼー』(2582m)、直訳では『黒い湖』にロープ  ウェーで登る! 約20分の空中散歩で標高差1,000mを上り詰める。  マッターホルンの足許まで来た事になるが、相変わらず雲が東壁や山頂にへばり付いている。  時間、体力があれば、途中の非難小屋(約3000m)まで登ってみようかと思ったが、さすがに無理か?  シュヴァルツゼーを挟んで、ワイスホルン山群、氷河を抱いたスイス最高峰のモンテローザ(4634m),更に  ツェルマットの谷を挟んだ後方には、ドーム(4545m)を盟主とするミシャベル山群♪ 来て良かった! ●ディナーでは、またもジョヴァンニさんがスパークリング・ワインをご馳走してくれた。嬉しい。  チーフ・カメリエーレ(に、多分昇格した)、ダニエルさんとの再会も嬉しかった。


  
素朴なフィンデルンの村(6月20日)
  
シュバルツゼーとワイスホルン山群(6月20日)


6月21日(木):j晴れ時々曇り ●午前4:45頃目覚める☆ 快晴だ♪  5時過ぎ、村外れのヴィスプ川に架かる橋まで行く。そう、マッターホルンの朝焼けを見るためだ。  今でこそツァーに組み込まれたりするが、僕がここから、神々しいばかりの朝焼けのショーを見たのは1979年。  誰もいなかった・・・因みに、ホテル・ダービーとはその頃からのお付き合いである。 ●やがて、灰色だったマッターホルン山頂付近が茜色に染まり始める。そして、時間の経過と共に、東壁が茜色から  オレンジ色へと変化して行く。何か熱いものが込み上げて来る。 ●ホテルに戻り、 朝食♪ パンもチーズも美味しい。  8時過ぎにチェックアウト・・・荷物を預けて、晴れているうちにスンネガにもう一度登る。  青空の領域はだいぶ残っているが、マッターホルンからは、雲が湧き上がっている。それでも、青空の下で純白の  雲をまとったマッターホルンを湖面に映すライゼー・・・美しかった♪ ●帰国後、写真で見るマッターホルンは美しい。しかし、マッターホルンは、多くの表情を持つ『生きた山』だ!  今まで何十回も見ているが、どれ一つ同じ表情ではない・・・  荷物をピックアップしにホテルに戻る。ジョヴァンニさんと別れの挨拶、一緒に記念撮影。再会を約束して出発♪ ●ヴィスプまでの1時間40分は、いつも後ろ髪を引かれる思いがする。余り振り返らず、次の事だけを考える。  ヴィスプからは、陸上トンネルでは世界最長(34.6km)の新レッチェベルグ・トンネルを抜けて「あっ」と  言う間にシュピーツヘ・・・  所が、東インターラーケン行きが遅れている。ドイツ、ハンブルグから延々と走って来るので、20分の遅れなど  大目に見るべきだが、今日は困る! あと、3回の乗換えが待っている。ミューレン到着が1時間遅れてしまう! ●結局、18分遅れで到着! 東インターラーケン,ラウターブルンネン(796m)で、それぞれ一本ずつ遅れる  事になり、最終的には、1時間遅れの4時近く、ミューレン(1634m)到着。  途中、ラウターブルンネン〜グリュッチアルプ間は、ケーブルカーがロープウェーに変わっていた。しかし高度を  上げるにつれて姿を現わす、ユングフラウ(4158m)、メンヒ(4099m)、アイガー(3971m)・・・  凄い迫力である! グリュッチアルプからは単行の登山電車。左窓からはユングフラウの巨大な姿が展開し続ける。 ●ホテル・アルピナも30年前から、何度も泊まっている、最高のお気に入りのホテルだ。  レセプションに顔を出すと、タウグワルダーさん(息子さん)が満面の笑みで『お帰り♪  僕も、マダム(お母さん)と抱き合って再会の喜びに・・・涙が出そうになる。 ●時間も遅いので、シルトホルン(2971m)には登れない。ミューレンの周辺を少し歩き回る。きれいな村だ♪  雨の後の虹が足許に見える。とても美しい♪  夕食はホテルのレストランで♪ 同行者達は、フォンデュ・フロマージュを。スイスに来たら食べるべき (^^) ●慌しい一日も過ぎて、あっと言う間に夢の中へ ☆ミ


  
朝焼けのマッターホルン(6月21日)
  
ミューレンの村に架かる虹(6月21日)


6月22日(金):曇りのち晴れ ●今日も忙しい一日である。疲れていると思うが、せっかくのスイス、たくさんの経験をしてほしい。  アルピナの朝食も、本当においしい♪ そして、8:30・・・チェックアウト。  タウグワルダーさんと記念写真♪ 『いつ帰って来るの?』と聞かれて『来年♪』と思わず答えてしまう♪ ●ラウターブルンネンまで、来たルートを戻る。雲が厚いが、時折り雲の切れ間から見える山々が美しい。  ラウターブルンネンからは、WAB(ウェンゲン・アルプ鉄道)でウェンゲン(1274m)へ♪  車窓からのりッチュネンの谷が美しい。何度来ても感動の連続だ。 ●25分ほど急勾配を登ると、ウェンゲン。更に、ロープウェーで一気にメンリッヘン(2239m)へ♪  ここから、クライネシャイデック(2061m)までのハイキングは、初心者向けで絶景なのだが、雲&霧がたち  込めている! が、雨の心配はなさそうなので、予定通り歩く。  残雪に足を踏み入れたり、高山植物の可憐な姿を写真に撮ったりしながらのハイキング。天気の悪さなど関係なし。 ●途中、何と落石でハイキング路が通行止め。標識に従って、迂回路を行く。  ラウバーホルン山頂(2472m)を抜ける、本格的なトレッキング路。ある意味、楽しい♪ ●クライネシャイデックでは、雲が切れて、時折りメンヒやユウグフラウが顔を覗かせる。きれいだ (^^)  ちょうどお昼。ビュッフェで、ソーセージとザワークラウトの煮込み、ロシュティとベルン風ソーセージ等を頂く。  美味しい。6年前も同じものを食べたっけ(笑)? ●慌しいが、1時前の電車で、ラウターブルンネンに下る。途中ウェンゲンでは、停車時間中に預けておいた荷物を  ピックアップという際どい芸当を・・・実際は十分余裕♪  東インターラーケン,ベルンとインターシティを乗継ぎ、4時少し前、無事にチューリッヒ中央駅に到着♪  ベルン〜チューリッヒ間の列車、乗り合わせた遠足帰りらしい中学生の女の子達と賑やかにおしゃべり♪ こんな  出逢いがあるから、ツァーでは行かない(笑)  ●シティ・ホテルも何度か宿泊した事のあるホテル。チューリッヒでの常宿は、ここかアドラー・・・今回は明日の  出発が早いので、駅に近いシティにした。  ホテルに着くと、チューリッヒ在住の友人が待っていてくれた。6年ぶり、少し時間の流れを感じる。お互いこの  6年間に色々な事があった・・・  彼女は、有名な『チューリッヒ歌劇場』で衣装デザインの仕事をしている。今回は訪問する時間がないが、次回は  同行のメンバーに、バックステージや、大掛かりな仕掛けを見せてあげたい。 ●チェックインして、近くのカフェで、おしゃべりに興ずる。  思ったより元気で安心する。お土産の折紙や日本茶をとても喜んでくれた♪ ●ホテルに戻って、チューリッヒの市内観光に・・・ガイドは僕♪  城壁跡、リマト河畔、広場で吹奏楽団が演奏しているのを観たり、更にはチューリッヒ湖!  明るいが、もう8時過ぎだ。お腹も空いて、有名なスイス料理レストラン“クヒ”に・・・ラクレットが美味しい。  最後の夜は更けて行く☆


  
雲の上に“ユングフラウ”(6月22日)
  
チューリッヒにて“大寺院”(6月22日)


6月23日(:晴れ ●スイスに別れを告げる日・・・シティ・ホテルでの朝ごはん、つい食べ過ぎる。  思えば、この国に3年ほど住むつもりで、転職した事があった。結局叶わなかったが (;o:) ●中央駅から、空港まで列車で行き、迷いながらもチェックイン。荷物も預け、ゲートへ・・・  フランクフルト行きルフトハンザ=LH1185便は遅れる見込みとの事。乗継は3時間あるので、問題なし♪ ●結局、25分遅れの9:30に、チューリッヒ出発。1時間ほどのフライト♪  フランクフルト空港は、ヒースロー(ロンドン),シャルル・ド・ゴール(パリ)と並ぶ、欧州3大空港のひとつ。  巨大である! 僕は4回目だが、まだ良く分からない (>_<)  買い物をしようとしたが、セキュリティ・チェックを通過したコンコースには、ほとんど免税店は見当たらない!  まっ、仕方ないか・・・と、ここで、ベネチアで買い物をした時の税金還元の手続きをしていない事に気付いた!  あ〜ぁあ、ここから銀行のある所まで、行けない事はないが、手続き+再度のセキュリティ・チェックを考えると  憂鬱になる。結局、諦めて、ルフトハンザのラウンジに・・・ファーストクラス・ラウンジは、少し込んでいたが  快適、ワインもおいしくて、つい飲み過ぎる (^^; ●ルフトハンザ710便(成田行)は、最新鋭のA380。エコノミーだが最前方のキャビン♪  今日は満席との事・・・口コミでは、最前方キャビンは、スターアライアンス・ゴールドの個人客が優先らしいが、  今日は満席のため、団体客も混じって、混んでいる。  同行者には事前情報で、帰りは『エコノミーでも、快適フライト』を吹聴していただけに、肩身が狭い m(__)m ●定刻、13:50、成田に向けてテイクオフ♪


6月24日( ●11時間のフライト☆ 8時過ぎに成田到着...入国審査、手荷物受け取りも無事終了。帰路に付く。


写真をクリックすると拡大します。戻る時はブラウザーの『戻る』ボタンで (^^)
  
ドゥオモの屋上 (6/18)
  
ライゼーとマッターホルン (6/20)
  
リッチュネンの谷 (6/21)
  
チューリッヒ湖畔 (6/22)

あと書き  拙い旅行記ですが、読んで頂いた方々には感謝の言葉もありません。  前書きにも書いた様に、今回はせっかくなので、イタリア(ベネチア&ミラノ)も加え、スイスでは、絶対に  訪れてみたい、ヴァリスとベルンの2大アルプスをコースに入れました。  旅行会社主催のパッケージ・ツァーと違い、色々な支払い、荷物の世話は全部自分でしなければならず、そう  言った意味では、特に後半(ツェルマットからミューレン、チューリッヒ・・・この間にトレッキング)では、  移動が大変でした。疲れも相当なものだったと思います。  また、一箇所当りの滞在時間を切り詰めた結果、印象が薄くなったのではないかと、反省・・・今も『スイス  だけにしておけば良かった』と思ったり『やはりベネチアには連れて行きたかった』と思い直してみたりして  います。いつもの事ながら、完璧な旅程は組めないものですね! しかし、数多くの人々との出逢いが、旅に  彩を添えてくれました。  これに懲りず、再びヨーロッパの魅力を探しに行ければ、と思っています♪

◎ スイス一人旅のトップページへ戻る
■ スイスへの旅に戻る
■ ホームに戻る