「中央環状新宿線に排気ガス浄化装置設置を求める意見書」

新宿区 1997年9月


 現在,山手通りでは平成十五年度完成を目指して首都高速道路中央環状新宿線の建設工事が進められています.その中で,沿道に住む住民たちは,完成後の自動車排気ガスによる公害を心配しています.

 環境庁長官もこの道路について「地域の大気汚染を憂慮し,大気汚染物質の除去装置の導入を図るよう最善をつくす必要がある」としています.

 排気ガス浄化装置についてはいくつかの方法が検討されていますが,すでに大阪府では,土壌を利用した大気ガス浄化システムが国道やトンネルなどで運用されています.

 よって新宿区議会は,中央環状新宿線の建設にあたりましては,周辺住民の健康を守るために土壌を利用したシステムなどの排気ガス浄化装置を設置することを,強く要請するものです.

 右,地方自治法第九十九条第二項の規定に基づき東京都新宿区議会の議を経て意見書を提出します.

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