上明神山

途中の雪原
上明神山は6年前の同時期にも行っています。前回と同様、早坂峠からの往復で
す。スノーシューを着けて出発しました。駐車場の裏手に入ると、スノーモービ
ルの跡はおろか、誰も歩いていませんでした。前よりは雪が多く、スノーシュー
でもかなり沈みます。雪が深く、なかなか足がはかどりません。

林道に出ると、誰か往復したらしいスノーシューの跡が残っていました。前日辺
り歩いたのでしょうか。今日は移動性の高気圧に覆われて風もなく穏やかだと思
ってきたのですが、快晴とはいえ風が出てきました。

途中の雪原
途中にある小屋から林道は尾根の東側を巻いていますが、完全に雪で埋まって斜
面状態になっているので尾根を行くことにしました。スノーシューのトレースも
尾根の方に行っています。そのトレースに従って林間の道を歩いて行くと、斜面
を巻くようにして向こうの雪原に出ました。

そこは牧野ですので、木がほとんど生えておらず、今の時期は大雪原となってい
ます。いつも西風が強いので、今回は風がない日を選んだはずでしたが、ますま
す西風が強くなってきました。寒い。雪紋が生じて雪がとばされているように見
えても、雪は柔らかく、スノーシューでも30cm以上潜るときもありました。
ダケカンバ林

風に耐え、雪のラッセルに苦しみながら、やっとの事でブナやダケカンバに覆わ
れた山頂に着きました。木に囲まれていて風もほとんどないのでほっと一息です。
山頂にトレースはなく、昨日の人もここまで来ていなかったものと思われます。
時間があればこの先に行こうかと思っていましたが、とても無理なのでここまで
にしました。

                                                                かぬか平

頂上のブナとダケカンバ林









地図
日程2006.3.4(土)
山名上明神山(かみみょうじんやま)1118.2m
地図早坂高原
山域北上高地北部(岩手県岩泉町、盛岡市)
コース早坂峠--2:10--上明神山--1:40--早坂峠