カイロ
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写真はモハメッド・アリ・モスク。モスクとは礼拝堂のこと。祈りの声がよく響くよう、天井はドーム型になっている。 |
カイロは人口約1600万人の大都市。私が想像していた街とは全く異なる都会だった。しかし、いきなりカルチャーショック!!渋滞の中を平然とロバや馬が歩いている。(馬車ならわかるが、草などを背中に積んでのんびりとロバが町中を歩いているのには驚いた!(田舎なんだか都会なんだか…)さらには走行中のバスに人が飛び乗ってるし…。しかもそのバスのドアは開きっぱなしで人が車内からはみ出ていている…。う〜ん、アバウトな国とは聞いていたが、すごすぎるっ!!一番驚いたのは、エジプトに到着した直後のこと。空港からバスでホテルに向かったのだが、出発前に車外で添乗員さんとバスの運転手さん、そしてエジプトの旅行会社らしき人達が話していた。私達ツアー客だけがバスに乗っていて、外の風景を眺めていたのだが(といっても夜だから、ほとんど何も見えないけれど)なっなんと運転手が車外にいるのに急にバスが動きだしたのだ!!あぁ、エジプトって、大丈夫なのか??私達の運命やいかに?
モハメッド・アリ・モスクの内部。 |
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さて話は変わって、カイロの見どころはモスクとエジプト考古学博物館、ハーン・ハリーリの散策だろう。私達は上の写真のモハメッド・アリ・モスクに行った。モスクはどこでも土足禁止で、入り口で靴を脱がなければならない。モスクの中では、ステンドグラスや高い天井から吊されたランプが見ることができる。中庭には、フランスから送られた時計台があるのだが、これはパリのコンコルド広場にあるオべリスクをモハメッド・アリが送った謝礼だと言われているが、エジプト側の言い分(エジプト人のガイドさん曰く)は、「オべリスクをだまし取られた」んだそうで、フランス側から言わせると、(このツアーでエジプトの後にフランスを観光したのだが、その時聞いた話によると)「オべリスクをエジプトが送ってくれた」ということらしい…。どちらが真実か、私は知らないが、どう見ても『オべリスク』の方が『時計台』より価値がありそう。う〜ん、エジプトの被害妄想がわかるような気もする…。
エジプト考古学博物館は、カイロ観光には欠かせないだろう。かなり広いので、かけ足で見てまわっても結構時間がかかる。カメラは持ち込みOKだが、カメラ券を購入しなくてはならない(10LE)。気をつけなければならないのが、フラッシュ禁止ということ。特にここではその規制は厳しく、警備員がフラッシュに気がつくとダッシュしてきてフィルムを没収されることも…。(友達が誤ってフラッシュをたいてしまい没収されそうになったが、ガイドさんがなんとか助けてくれた。)ということで、故意ではなくても、フラッシュを利用すると怒られるのでかなり注意したほうがよい。またここだけではなく、エジプトのほとんどの遺跡内ではフラッシュを禁じているので(遺跡保護の為)フラッシュの切り替えができるカメラを持っていった方が良い。
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ところで、考古学博物館の前で私達はエジプトの少年少女達と思わぬ交流をした。私達が日本人とわかると群がってきて、何やら紙を差し出してきた。「name!」どうやら名前を書けと言っているらしい。漢字を見たかったらしく、友達が「富士山」とか適当な漢字をかいてやると大喜び。こんなところでサイン攻めにあうとは…(^^;
ハーン・ハリーリ(カイロで一番賑やかなバザール)には行ったのだが、私は結局何も買わなかった。それにしてもここでは、日本人観光客を見つけると必ず声をかけてくる。
「あなたかわいい」とか(言われる度に「その通り。あたり前やん。」とつぶやいていた私達…)「バザールでござ〜る」などなど。最初は「おぉ、変な日本語喋ってるやん。誰に習ったんだろ?」とものめずらしかったけど、みんながみんな いちいちすれ違いざまに言ってくるので結構うっとうしい。しかも買うのを断ると捨て台詞に「ジャパニーズ、ノーマネー!」って叫ばれる。失礼な!(←でもあたってる…)友達はお土産にと、エジプトのたばこを買っていた。私はたばこを吸わないし、周りにも愛煙家はあまりいないのでやめておいたが、買った友達に感想を聞くと、なんかスカスカだったらしい。でも珍しい箱だし安いので、エジプトに行ったら試しに買ってみてもいいかも。他にも、香水瓶(かわいいのがいっぱいあった)がおすすめかな。