★ 現場の先生方へ ★

永年聾学校にいた者からの『ほんのひとこと』

〈聾学校における授業改善の視点と方法〉

坂本 多朗 著

B5判 230頁

1992(平成4)年の秋より,17年間にわたって『聴覚障害』誌に連載した坂本多朗先生(元大阪府立堺聾学校)の原稿を一冊の本にまとめました。123回にわたって掲載された400字詰原稿用紙で3,500枚の中から,最重要と思われる課題を取り出して,17章に分けて問題提起しています。坂本先生の実践報告に対する全国の先生方の反響は大きく,研修会等で活用した学校も多数あると伺っています。授業の中から生まれた『ほんのひとこと』を貴重な実践記録として,現場の先生方や保護者の皆様に読んで頂けますよう,お勧めいたします。

目次〔本の内容のあらまし〕

  1. 読話力を高めるためにはどうしたか
  2. [九歳の壁]とは何か
  3. 教科書に入るまでの基礎指導をどうしたか
  4. いくらことばが増えても読めないのは何故か
  5. 聾学校用語からの脱却
  6. 難解語句の指導をどうしたか
  7. 文節の短い文で書けば誤りは少なくなる
  8. 聾学校は子どもの文章の誤りを無くせないのか
  9. 書く力を育てるためにどう指導したか
  10. 月並み的な文章題の授業では力がつかない
  11. 板書を生かすためにどのような配慮をしたか
  12. 子どもの思考を育てる発問・妨げる発問
  13. 一斉指導と個別指導の取り組み
  14. 教科学習の中でことばの指導をどうしたか
  15. 聾学校では精読よりも多読に重点を
  16. 研究授業は誰のためにするのか
  17. 聾学校において期待される校長像とは

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