女(エヴァ)
---- (アダム)より造られしもの----
part 4
by むう

そしてドアが、もう一度開かれた。 ミサトはそこに立っていた。 薄明りの中に浮かぶ、裸体。 さっきは恥ずかしさが先に立って、ほとんど何も見えなかった。 でも今は、はっきりと見据えていた。 もっと見たい、とさえ思っていた。 「・・・・綺麗、です」 「ありがとう」 「本当です」
スガタ
ミサトがしゃがみこむ。 シンジの視線の高さ。 目と目が合って、かっと赤面するシンジ。 見透かされる気がする。 「シンジ君・・・・・」 床に膝をつき、さらに手をついて、身を乗り出すミサト。 尻もちをついているシンジの上に、おおいかぶさる。 シンジのおでこに、そっと唇を当てる。 そして、目、頬、とキスをして、目をつぶるミサト。 シンジも目を閉じ、キスを待つ。 そしてそれは、程なく与えられた。 唇がそっと触れあうだけの、接吻。 「どう?・・・・いい?」 「・・・・はい」 そのまま体重をかけてゆき、押し倒す。 ゆっくりと。 ミサトの肌が、シンジのパジャマの上から感じられる。 体をこわばらせて、ただなすがままのシンジ。 何も考えられない。 女の肉体の、圧倒的な存在感。 ゴクっと唾を飲むシンジ。 やがて、吸いあうキスへと変っていく。 チュパッチュパッと、唇の絡みあう音。 無言の二人。 背中にミサトの腕が回り、シンジを抱きしめる。 温もりに包まれるシンジ。 視線が、視線を捕える。距離は10センチもない。 大きく見開かれた瞳。 吸い込まれそう。 さっきまでのやさしいまざなしではない。 淫らな野獣の眼。 体中に鳥肌が立つシンジ。 ホシイ・・・・ ホシイ・・・・ ミサトはいったん体を起こして、今度は、 パジャマの上着のボタンを外していく。 ひとつ。また、ひとつ。 見ためよりずっと引き締まった、シンジの肉体。 露になる。 はっきりを腹筋の見える腹。 それをミサトが指でなぞる。 ミサトが興奮していくのが、シンジにも伝わる。 ホシイ・・・・ ホシイ・・・・ 突然緊張するシンジ。 気がつくと、下着のなかのペニスが、硬く怒張していた。 ミサトは、パジャマの上から、勃起したペニスに手をあてる。 びくっと全身に電気が走るシンジ。 「あ。あの、僕、まだ・・!!!」 言いかけたシンジの口を、ミサトがふさいだ。 口をふさいだまま、ミサトの乳房がシンジの胸に直接当てられる。 さらにシンジの股間に太ももを押し当てるミサト。 (うう!!!) 声にならない、うめきをあげるシンジ。 ビクンと、反応するペニス。 構わず、胸と股間への刺激を続けるミサト。 「う、あ、あぁあ!!」 ミサトの唇から逃れたシンジが、あえぎ声をあげる。 ミサトは今度は、自分の秘処をシンジの太ももにこすりつける。 お互いの胸と太ももで、刺激しあう二人。 硬くなった乳首がこすれ、 微かに漏れる、吐息。 「くるしい?」 「・・・・・」 黙ってうなづくシンジ。 「そう・・・じゃあ、楽にしてあげるから」 肩から、胸、そして腹へと舌を這わせながら、 ゆっくりと体を下へとずらしていくミサト。 そして、腰まで舌がたどりつくと、 パジャマのズボンとブリーフの両方に手をかけて、一気に引きずり下ろしす。 シンジは、ちょっとだけ腰をあげて、脱がしやすくする。 それが、ミサトをいっそう興奮させた。 たちまち、脱がされるシンジ。 今や下半身には何もつけず、上半身はボタンが全部外れていた。 それはすでに、男としての肉体を、すべてさらけ出していると言って良かった。 シンジのペニスは、先端がまだ十分に発達しているとはいえないが、 それでも大きさは成人のそれに近い気がした。 もちろん、客観的にどうなのかはミサトには分からない。 とにかく、ミサトが男と認めるに十分たるものであった。 ミサトは、シンジのその硬くなった部分を左手でしっかり握り、 根元の部分を右手で包みこみ、手の平で転がす。 「う、ううぅう」 苦しそうな、シンジのあえぎ声。 やがてミサトは、 チロチロとした舌使いで、そそり立った部分の裏側を舐め上げていく。 「うっく」 昂りを必死にこらえるシンジ。 そして一番敏感な点に、ミサトの舌が到達する。 舌の先で、つんつんと攻める。 「う、う、う、だ、駄目です、そ、そんなにされたら・・」 「我慢して、男の子でしょ。もっと気持ちよくなるから」 そのまま先端全体を口に含むミサト。 だが、一気にくわえてしまわない、 大きく口をあけて、直接触れないようにする。 はー、はー。 息がかかる距離でじらす。 「あ、あ、ああ、ミ、ミサ、ミサ、ト、ああ」 そして、一気にしゃぶりつく! 「あぁああああああああああああああああああああああ!!!!」 シンジの絶叫が、闇に響いた。
(続く)




part5に続く
純愛進化研究所(笑)に戻る