女(エヴァ)
---- (アダム)より造られしもの----
part 8
by むう

「そんなとこ・・・恥ずかしい」 明かりが灯されていた。 ミサトの全てが、シンジの目の前にあらわになっている。 黒々としたデルタゾーン。 そこから下へと続く、複雑な形をした女性器。 (こうなってたのか・・・) 食い入るように見つめるシンジ。 眩しさと恥ずかしさで、目が開けられないミサト。 「もういいでしょ・・・許して」 「やだ!」 こうなったのは、先ほどの射精の後の、ミサトの一言だった。 『あ!、ティッシュとって・・・出ちゃう』 その一言に、シンジが反応した。 ガバッっと起きると、ミサトの股間に顔をうずめ、脚をM字に開かせる。 あっけに取られるミサトをよそに、シンジは明かりをつけてしまった。 『出して・・・ミサトさん』 『えぇえええええ!!!』 『出るとこ、見たい』 「こんなのされたの・・・初めてなんだから・・・」 両手でシーツをぎゅっとつかみ、羞恥に耐えるミサト。 その言葉がシンジをさらに興奮させることを、ミサトは知らなかった。 「お願い。みないで・・・」 「絶対、やだ」 普段からは想像もできない、毅然とした言葉。 「見せてよ。誰にも見せたことない、ミサトさん」 (嫉妬してるの? この子) 戸惑うミサト。 シンジが、脚の間からミサトを見上げる。 濃いデルタゾーンの向こうに、女の大陸が広がっている。 そして、見下ろしてるミサトと目があう。 恥ずかしさのあまり目を覆う、ミサト。 「早く!」 いっこうにあきらめる気配のないシンジ。 ミサトは観念して、下半身に力を入れだした。 「ん・・ん・・・んん!」 ミサトのクレバスが、息をつく。 「んん・・んん!・・・んんん!!」 ドロッと出てくる、白い粘液。 シンジはティッシュを下から当て、受けとめる。 おびただしい量が、次々と流れ出ていく。 死ぬ程恥ずかしいミサト。 でも、逆らえない。 「出てきてる・・・・僕のが」 「あ、ああ、お願い・・・恥ずかしい」 自分の秘処を食い入るように見ている、少年がいる。 そう思うと、ミサトの秘処は、またもジワッと湿りだしていた。 一方、2度も出しているというのに、 シンジのペニスは、すでに硬くそそり立っていた。 「ミ、ミサトさん!!」 我慢しきれなくなったシンジが、ミサトに襲いかかった。 そして、ためらいなく、挿入する!  じゅぶぅう 先ほどと同じか、あるいはもっと太くて硬くい、シンジのペニス。 (嘘。あれだけ出したのに?) ミサトは信じられなかった。 「全部、見せてください」 真直ぐな視線。 「・・・はしたない女だって、思わない?」 シンジは、答えの代りにキスをした。 「・・・・・」 「・・・・・」 結合したまま、唇を吸いあう二人。 そして、 明りが灯るなか、シンジはゆっくりと腰を動かし始めた・・・・
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(アイツの中に父親を見つけて、そして今度は・・・多分、許してはもらえないわよね) ミサトが見上げると、 時計は午前3時を指していた。 むせ返るような、匂い。 窓を開けると、ひんやりとした夜の空気が、降りてくる。 となりには、全裸で眠っている14才の少年がいた。 さっきまでミサトをむさぼっていた野獣は、もういない。 いつもの、可愛い寝顔。 あれから何度、ミサトの中で果てたのか。 ミサトには分からない。 ずっと同じ姿勢だったので、 ミサトが腰を下ろしていた場所は、シーツがグショグショに濡れている。 その上にバスタオルを敷いて、ミサトは横たわっていた。 ミサトの体中に残っている、男の痕跡。 まだ火照っている、秘処。 それでいながら、妙に冷静な、もうひとりのミサトがいた。 自分をみている、もうひとりの自分。 嵐のように過ぎ去った時間。 さっきまでの気持ち、嘘じゃない。 でも、全部じゃない。 (先に寝られると寂しいなんて。  ・・・変わってないなぁ。ずるいとこだけ、大人になって) 男と寝た後のこの時間が、ミサトは嫌いだった。 (思いだすのよね・・・あの時のこと) 目をつぶると見えてくる、あの日の自分。  狭いカプセルの中。   震えながら、  父親の腕に抱かれる夢を見ていた、  14才の少女。  窓に檻のついた部屋の隅。  膝を抱えて、  ただ空(くう)を見つめていた、  14才の少女。 目を開けて、シンジの寝顔に見入るミサト。 頬をそっと指でなぞる。 「ん・・・」 ちょっとだけ反応するシンジ。 いとおしさで胸がいっぱいになる。 ミサトはシンジの腕の中に潜りこんだ。  トックン。  トックン。 シンジの心臓の音。 (こうしてても・・・・いい?) ミサトは心の中でシンジに聞いた。  トックン。  トックン。 その音が、やさしく「いいよ」と言ってくれてる気がする。  トックン。  トックン。 ミサトは目をつぶる。 もう嫌な記憶は見えてこない。  トックン。  トックン。 この気持ち、全部じゃない。 それでもやっぱり、嘘じゃない。  トックン。  トックン。 今は眠りたい。 14の少女に戻って、 好きな男の腕に抱かれて、眠りたい。 今だけでいい。 今だけで。   トックン。  トックン。 (おやすみ・・・シンジ君) ミサトは心の中で、そうつぶやいた。
(終劇)




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