いつもの朝、いつもどおりの食卓、
何も変わらない日常・・・・・・・

葛城家の朝食はいつもにぎやかだ

「ちょっとシンジ、あたしはトーストとボイルドエッグっていったでしょ!
  それがなんで、焼き魚 と味噌汁とご飯なワケぇ?」

「しょうがないだろ、ミサトさんが司令部詰めの徹夜明けで
 お腹空いているって言うんだから・・」

「そんなの別々に作ればいいでしょ?そんなこともわかんないの?」

「・・・・無茶言うなよ、二食なんて・・・・・学校だってあるのに・・・・(←
  弱いぞシンジ(TT))」

「あーら、あら、仲いいわねぇーー・・・二人とも、まるで夫婦みたいよぉ」

「「なんで  アスカなんかと!!」
            シンジなんかと!!」

赤くなる シンジと アスカ
二人のユニゾンは完璧だったかどうかは さておき,
ミサトはその様子をサカナに 味噌汁をすすっていた・・・・

いつもの朝、いつもどおりの食卓、
何も変わらない日常・・・・・のハズだった。

ミサトの無責任な一言までは・・・・・


(第一話) 暴走

「何で このあたし と シンジごとき が 夫婦にみえるの?!」 「だってだって、仲良く喧嘩しちゃってぇー、そういうのは痴話喧嘩って言うのよ(ニヤリ)」 そのセリフにますます赤くなるアスカ ニヤニヤするミサト、旗色は優勢だ 「・・・・ち、痴話喧嘩?・・・バ、バッカじゃない!このあたしが が馬鹿シンジなんかと・・・ だいたい シンジなんて 頭悪い、運動もできない、性格もはっきりしないでいいとこないじゃない、 そんな奴と 同レベルで喧嘩なんて・・・・」 「(してたじゃない!)あらぁ、シンちゃんはいいとこ無しじゃないわよぉ、 料理だって、洗濯だって、掃除だって上手だし、何よりエヴァの操縦はNo1よ」 「(カチーーン)エ、エヴァは私の方が・・・・・」 「シンちゃんの戦果のすごさは知ってるでしょ?(ニヤリ)」 「私の戦果が少ないのは、ミサトの作戦が悪いからでしょ!!」 「な!なにを言ってるの、自分の腕の悪さを棚に上げて・・・・・」 二人の目から飛び散る火花、今にも聞こえてきそうな歯ぎしりの音 さながら 食卓は戦場だ! 「いいわ、私の方が上だと証明しようじゃない! ミサト あんたはその地位と権限で 軍事演習とか言って あたしとシンジを戦わせなさい、その時 あんたはシンジに作戦でも なんでも授ければいいわ、それでどう?」 「上等よ!後で泣いても知らないわよ」 それまで 二人の勢いに押されぜんぜん喋れなかったシンジが おずおずと口を開いた 「ア、アスカ、そろそろ学校に・・・・・」 「関係ないわ!(アスカ)」 「軍事演習で公休よ!!(ミサト)」 そう言うと二人はシンジの手を取りNERVへと引きずって・・・・もとい 連れていった。 そんな、葛城家の喧騒をNERVの一室のモニターで見ながら彼女は口からタバコ の煙を吹き出した 「・・・・・・面白いことになってきたわね。」 吸っていたタバコを灰皿に押し付けて消すと彼女はニヤリと笑い 立ち上がった
次回予告
すんなり承諾される軍事演習、その影で暗躍する謎の美女 しかし、それはこれから はじまる戦いのプレリュードに過ぎなかった 次回、「男の価値は」 さーて次回もサービスサービスゥ (声:葛城ミサト)
「・・・・・・・・・・・・・・わかった」 「君の判断と責任でやってくれ、葛城三佐」 「・・・・・・了解しました。では、失礼します」 拍子抜けするほど あっさり許可が下り、疑うミサトだったが・・・・彼女の単純な 頭では、この許可の影に彼女の存在があるとは思い付きもしなかった。 そう、親友の家に 156もの隠しカメラを設置する鬼畜な(笑)彼女の存在を・・・・ 「・・・・・・・・・・行ったな、いいのか?碇?」 「・・・・・・・・・・・・・・・ああ」 オヤジ二人は平和だった
(第二話)価値

「もう一度、確認するわ、現在のチームを2つに分けて軍事演習をおこなうわ Aチームは あたし、シンジ君、マヤちゃん Bチームは リツコ、アスカ、マコト君 レイは非常事態に備えてエヴァで待機してて、念のため射出しておくわ 訓練と思わず実戦感覚でね」 「葛城三佐、質問が」 そう言って手を挙げたのは 青葉シゲル だった 「俺の名前がありませんが・・・・」 「ああ、シゲル君。忘れてたわ、ゴメンね。アスカのチームにでも入れてもらえば?」 「(忘れてたってそんな・・・(TT) )アスカ、それじゃがばろうか?」 「いらないわ。」 「へ?」 「あなたがいなけりゃ3対3でちょうど都合がいいのよ、人数で勝ったなんて 思われるのもシャクだしね・・・」 「そうね、それに喋ることしかできない無能な奴は要らないわ、TVでもセリフも 活躍も皆無だったしね」 (あ、赤城博士・・・・(TT) ) 「そんな言い方ってないじゃないですか!」 「シンジ君♪」 「シゲルさんだって、いいとこはたくさんありますよ」 「例えば?(リツコ)」 「う、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・髪が長いとか、」 「ほかには?」 「・・・・・・・・・うーん、うーん」 「こっちには、いらないわ」 「(あ、赤城博士・・・・(TT) )、じゃ、じゃあ シンジ君・・・・」 「ごめんなさい、シゲルさん。僕はアスカとおんなじ考えだから・・・・」 (シンジ君・・・(TT) ) 「はいはい、話もまとまったところで作戦タイムといきますか、リツコたちは あっちの部屋を使ってちょうだい、私たちは向こうを使うわ」 「な、まだまとまってませんよ、俺は・・・・」 「待機よ!じゃあシンジ君、マヤちゃんいきましょうか」 去っていくみんな、 ・・・・・・・・・その中で マコトだけが残っていた (やっぱ おまえだけは友達だよな・・・) そう思い、駆け寄ろうとしたシゲルの見たものは・・・・・・・・・・ 「勝った」とも言わんばかりのマコトのニヤリとした顔だった。
・・・・・・・・・・・・・・合掌・・・・・・・・・・・・・・・・

次回予告
始まるそれぞれの作戦会議、勝負は戦う前から決まっているの名言にあるように、 立てられる綿密な作戦、そこで少年はなにを思うのか? 次回「それぞれの作戦」 ・・・・・・サービスの必要ありと認めます (声:伊吹マヤ)
「さて・・・と、負け犬は ほっといて急がなきゃ・・・・・・」 マコトは そうつぶやいて 作戦会議室に向かって走り出した。 「・・・・・・へへ・・・へ・・・へ・・・・」 シゲルは涙を流しながら固まっていた
(第三話)それぞれの作戦   

「シンジくん、いい? いつもの作戦で行くわよ。まず シンジ君が攻撃をかける、  あとは 様子を見ながらあたしが指示をだすわ」 「はい、わかりました。(シンジ)」 「よーし、そんな訳で作戦タイム終わり。あとは始まるまでティータイムにでも・・」 「ちょっ、ちょっと待ってください。今ので終わりですか? こんな作戦(?)で、先輩に勝てる訳ないじゃないですかー(T T)」 「こんな作戦とは ずいぶんねー。 こんなに臨機応変な作戦 他にはないわよー」 「こういうのは猪突猛進って言うんです!!」 「あれ?臨機応変と猪突猛進って同義語じゃぁ?」 「ちがいます!!」 「まぁ いいじゃない、それよりレッツティータイム!!」 「なんで こんなんでいつも使徒に勝てるのーーー?」 ティータイム と言いながら ミサトの手に握られているのは「えびちゅ」であることを 2人の漫才に まったく入る余地のなかったシンジは しっかりと見ていた・・・・・
「戦力分析から、もう一度言うわよ。いい、アスカ?」 「もういいわよ、リツコ・・・・・」 リツコの意見は理論的かつ戦略的に完璧なのだが・・・・・くどいのだ。 もう30分も1人で話しつづけている。 これでは短気なアスカでなくともうんざりするというものである。 「そもそも2号機が初号機に勝る点は・・・・・・エントリープラグに・・・・・・  ATフィールドの展開率を下げて・・・・・・・・だからその時が、チャンスなのよ。  シンジ君は右37度から 距離800まで・・・・・」 「ちゃんと聞けよ、アスカ。」 「・・・・・・・・・・・何?」 いつのまにか MDウォークマンで音楽を聴いているアスカにマコトが声をかけた。 「だから ちゃんと聞けって、アスカ。」 「・・・・・・・うるさいわねぇ、数あわせのオペレータは黙ってなさいよ。  なに、あんた このアタシに説教しようっての?それとも アタシもミサト同様  臭いセリフで口説こうっての?」 「(ギックゥ!!)な、な、何を言ってんのかなぁー」 「目が泳いでるわよ、知らないとでも思ってんの?知らないのはNERVのやつらだけよ!  あんたはこっそり口説いてつもりでしょうけど・・・・全国○千万のEVAファンは  知ってるわ。」 「い、いや・・・・・そうなの?」 「そうよ、例えばこれ・・・・」 アスカはそう言うとビデオテープを取り出した。 VTR 赤い夕焼けの見える橋の上、そこで男女が二人並んでいた ミサト「わるいわねー、あなたまで こんな事に巻き込んじゃって・・・・」 マコト「いいですよ、あなたの為なら・・・・」 「うわぁーーー、なんで?なんで?」 「こんなのもあるわよ」 VTR 最後の使徒の登場により緊迫に包まれるNERV内、その中で男女2人は 思いつめた顔である ミサト「わるいわね・・・・」 マコト「いいですよ、あなたと一緒なら・・・」 ミサト「・・・・・ありがとう」 「ちょっ、ちょっと、待ってくれよ」 「後は・・・・・・」 「ま、まだ あるのか」 「これね(ニヤ)」 VTR 乱れたシーツ、そこに女性の体の一部分が映っている・・・・ ミサト「・・・・・うん、ばかぁ、何入れてんのよ・・・・」 「え?これは?これは?・・・・ぅぁ、うわぁぁぁぁぁぁああ!!」 「あれ?間違えたかな(わざとだろ、ヲイ!)・・・・・・・ま、いいか、 さてと・・・時間ね、そろそろ行こうかな?」 「だから基本的にMAGIシステムの中で  もっともEVAにとって・・・・・え、もう時間なの?」 どうやら リツコは延々一人で説明してたらしい、しかも説明が 訳わかんないとこまで行ってるし(T T) 「そうよ、行くわね、リツコ」 「待ちなさい、アスカ。作戦は理解したの?」 「もちろんよ、戦って勝つ!以上よ」 そう言ってアスカは 勢いよく 扉を開けた。
次回予告
とうとう、始まった軍事演習。まぁアタシが本気で やれば10秒で終わっちゃうけど それじゃ面白くないわよね、じわじわいたぶって・・・・・・・って その時意外な乱入者が!? 次回「対決!エヴァVSエヴァ」 ふん!上等よ!!サービスしてやろうじゃないっ!! (声:惣流 アスカ ラングレー) 「・・・・・・・・・・アタシ、まだセリフがない」 (声:綾波 レイ) 言い訳 (セリフ一部違うかも・・・・作者の記憶力の無さのせいですので・・・あぅう)
「起動限界点突破、弐号機射出します!!」 結局両チームのオペレーターを兼任することになった マヤの声を聞きながら、アスカは目を閉じた。 今朝からのことを考えてみる・・・・ とても こんな大事になるとは思わなかった、 ただ、売り言葉に買い言葉で・・・ ただ、じゃれただけ・・・・・ ただ、それだけなのに・・・ だけど後悔はしていない、もう決まったことだから・・・ 「ジョイント、解除します!!」 アスカは目を開いた。 そこにはナイフを構えた紫のエヴァが、ただ・・・・見えた。
(偽四話) エヴァ VS エヴァ @シリアスバージョン

「いくわよ!アスカ!!」 自らに気合いを入れ、アスカは初号機に向かって走り出した。 距離1500・・・・・距離1000・・・・・ (まずグレイブを横に凪いで・・・・シンジはスウェーでかわすから・・・・・) 走りながらもアスカは冷静に状況分析とシュミュレーションを繰り返していた。 距離500・・・・・距離200・・・・・距離50・・ (いまだ!!) 最初の一撃はグレイブを横に一閃させる、予想どおりのスウェーでの回避行動。 そこに横蹴りを放つ、たまらずバックジャンプでかわす初号機。 (それも予想どおり!!) アスカは更にそこをグレイブで突いた 戦果だけ見れば確かに誤解するかもしれないが、アスカの戦闘力は・・・高い ただ、 シンジは直感と反射で動くタイプであり、 アスカは予想と計算で動くタイプなのだ。 これが使徒戦であるなら、アスカが不利であるのは明らかである。 なぜなら、計算も予想も経験の上に成り立つ物で、 使徒の動きを完全に予想することは人間には不可能なのだから・・・ しかし、対人戦ならどうか? シンジは おそらくアスカの攻撃をかわすことしか頭に無いだろう・・・ だが、アスカは常に次の行動を考え攻撃を繰り出す、 その結果が・・・・ アスカの攻撃はシンジの攻撃力を奪い、行動範囲を狭め、体勢を崩していく。 さながら、チェスでキングを追いつめるがごとく、シンジは追いつめられていった アスカは初号機の上段に大きくグレイブを薙ぎ払う、 体勢の崩れていた初号機は ただ上半身をかがめるしか方法が無かった。 そこへの足払い。 初号機にかわす術は・・・・・なかった。 仰向けに倒れる初号機 (ふん、訓練だからね・・・・腕の一本で許してあげるわ・・・・) アスカは縦にグレイブを振り下ろした、 しかし、グレイブは初号機には届かなかった。 「・・・・・・・・・・なんで邪魔するの! ・・・・・・ファースト!!」 初号機に向かうグレイブの柄を受け止めたのは零号機、綾波レイだった
次回予告
くすくすくす・・・・・あのね、作者が本編のノリで書けなかったんで、 苦し紛れなのね。 次は本番 第四話って言ってるよ!! 次回「エヴァ VS エヴァ 」 くすくすくす・・・いっぱいサービスしてあげる!! (声:綾波ラン(C)けんけんZさん) 言い訳 いや・・・番外ってことで・・・・綾波ランさんに登場して頂きました ・・・・・ファンです、欲しいよう>綾波ラン
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