エヴァ18禁SS(「くりぃむゲリオン」創刊記念)


    女(エヴァ)
---- (アダム)より造られしもの----
part 1
by むう

灼熱   轟音 赤く染まった
静寂   た言葉
消えない

 シャワーを浴びたミサトは、バスタオル一枚の姿で、誰もいないリビングを通る。  (なんだ。シンジ君、もう寝ちゃったんだ)  シンジの慌てる顔が楽しみだったミサトは、ひどくがっかりした。  そのまま自分の部屋に戻り、ベットに横たわる。  全裸のまま、すずむミサト。  部屋のひんやりとした空気が気持ちいい。  二人だけの生活が始まって、数週間が過ぎていた。  いつの間にか、シンジの存在がミサトには当たり前になっていた。  時に姉のように、時に母のように、そして時には恋人のように。  寝顔を見に、夜半過ぎに部屋に忍びこんだりもした。  その寝顔があまりにも可愛いので、あやうくキスしそうになった。  そうかと思うと、何気ない横顔の男らしさにドキっとさせられることもあった。  14才。  それは、大人でもなく子供でもない年齢(とし)で、  ミサトには欠落した時代だった。  (シンジ君・・・・)  風呂上がりの肌に指を這わせる。  太腿から腰。そして、傷。  しばらくそこで止まり、再び上がっていく。  自分の手で自分の胸の感触を確かめる。  すっかりと成熟した、女の乳房。  その頂上は、プクッと膨れ、硬く尖っていた。  (シンジ君が見たら、どんな顔するだろう)  シンジの小犬のような眼。それがミサトを興奮させる。 「うっく」  不意の昂りに、思わず声をあげる。  はっと我に返り、辺りを見回した。  最近、自分でもおかしくなっていると思う。  初めのうちは、ほんの冗談のつもりだった。  ノーブラで歩いていると、ちゃんと気付いて目をそらす。  そんなシンジを見るのが、ミサトの楽しみだった。  それが変わり始めたのは、シンジの部屋で自分のパンティを見つけたときからだった。  一枚足りないのでもしやと思って探してみたら、シンジの枕の下に置いてあった。  洗濯前の汚れたパンティ。  あまりの恥ずかしさにミサトはかあっと熱くなったが、不思議と腹は立たなかった。  パンティはその日の晩には、他の洗濯物と一緒にきちんと洗濯されていた。  その夜は、シンジの腕のなかで寝る夢をみた。  あまりにも甘美な夢想。  朝起きるとパンティが女の粘液で汚れていた。  以来、ミサトのシンジを見る目は少しずつ変わってきていた。  少しずつ。   少しずつ。  ミサトの中の女が、思い出されていく。  夜は何も着ないで寝るようになった。  そして、いつの間にか、自分で自分を愛撫している。  何年も忘れていた、女としての悦び。  少しずつ体が思い出し、疼きだす。  お風呂あがりの愛撫は、ことの他気持ちが良かった。  すべすべした肌に、指を這わせる。  蛇行しながら、上がっていく指先。  シンジのぎこちない手つきを想像しながら、  ぎゅっと乳房をつかむと、思わず声が漏れる。 「う、うぅん」  自分でも信じられないくらい、淫らな喘ぎ声。  その声が、さらにミサトを昂らせる。   ホシイ・・・    ホシイ・・・  仰向けになったまま、左脚はまっすぐ伸ばし、右脚だけを開いてベットから下ろす。  脚が右側だけに45度開いた姿勢。  クレバスがわずかに口を開き、ひんやりとした外気にふれる。  熱と帯びた黒いデルタ地帯を、右手で覆う。  ぎゅっとつかむと、腰全体に軽い痙攣が起こる。  喘ぎ声はいつしか、少年の名前に変わっていく。  まだ女を知らない、少年。  たった一人でいい。  自分だけを見つめ、自分だけに欲情している少年。   ホシイ・・・    ホシイ・・・ 「シ・ン・ジ・・・く、ん」  唾液で濡れた口から、その名が切ない喘ぎ声となって漏れる。  女としての全てを与え、全てを支配したくなる。   ホシイ・・・    ホシイ・・・  溢れてくる女の泉。  ミサトは左腕が下になるように、横を向いた。  体を反らせて、右手を背中から臀部の谷間にまわし、クレヴァスにそっと中指を潜りこませる。  ギュッと閉じられた膣は中指を圧迫するが、気の遠くなるような快感がミサトのクレヴァスの 内壁をつたった。  そして、前から左手の中指でクリトリスをこすりあげ、  後ろから挿入している右手の中指でクレヴァスの中をかき回わす。  それは、ミサトのフィニッシュの体制だった。  自分の指が男性自身に比べてもの足りないことを、ミサトは知っていた。  が、いわゆる「おもちゃ」に手を出すのだけは、やめていた。  女としてのプライドだ。  前と後からの、狂おしいまでの刺激。 「シンジ君・・・・シンジ君・・・・シンジ君!」  いつしか、ミサトははっきりと声に出していた。 「あぁあ、シンジ君!!!・・あ、あ、」  一段と体を反らす。近づく絶頂。 「う、あぁ、あ、シ、シンジ、く、ん、あ、あ、」  悦楽の声をあげて、一気に昇りつめるミサト。  充血したクリトリスが、ビクンビクンと反応する。 「あ、あ、あ、あ、あぁああああああ!!!!!」  背すじを貫くような電撃が走って、ミサトはついに絶頂を迎えた・・・・・ (はあはあはあ)  体中が火照り、大きく息をしているミサト。  そのそばで、  カタッ  という物音が聞こえた。  ドアの向こう。  ミサトは一瞬驚き、そして微笑んだ。 「シンジ君、いるんでしょ?」 「・・・・・・」 「・・・・来て」
(続く)




part2に続く
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