釜山の温泉アニョハセヨ!


チャガルチ市場

さーて、腹ごしらえ! 旨い魚を食べましょ! そんなわけでチャガルチ市場にやってきた。鮮魚を扱う店がずらりと並び、「さぁいらっしゃい、買ってかない?(とたぶん言っているのだろう)」おばちゃん達の声が飛ぶ。所狭しと並べられた魚は、アジ、サバ、太刀魚、イカ、イシモチ、鯛、ヒラメ、メバル、サンマ、フグ、アンコウ、鱈、ホヤ、ワタリガニ、車海老、サザエ、牡蠣、‥‥。みんな馴染みの魚ばかり。そりゃそうだ、同じで海で捕れた魚だもんなぁ。日本海のこっちに揚げるか、向こうに揚げるかの違いだけだもんね。これだけ旨そうな魚を見ていたら食べずにはいられない!

場内市場

魚を買い、その場で食べられる

なんじゃこりゃ!

チャガルチ市場には鮮魚店が集まる建物が2軒ある。どちらも1階の鮮魚店で魚を買い、その場でもしくは上の階で食事することができる。ここで釜山第一食目をいただこう! 店の間を歩きながら魚を物色する。あちこちから声が掛かるが、そのうちの一軒に足を止めた。威勢のいいお兄さんが、ヒラメや鯛を持ち上げてイキのよさをアピールする。そいつらが暴れて水を跳ね上げ、ジーパンやシャツを濡らす。オイオイ‥‥、確かにイキのよさは間違いない。お兄さんは鯛、ヒラメ、イカ、それと車海老などをまとめ売りしようとしきりに勧める。さすがに一人じゃそんなには食えないなぁ。私は鯛とヒラメに的を絞ることにした。イゴン オルマエヨ(これはいくら)?」「イーマノウォ(2万ウォン)」 やや小振りだが鯛とヒラメ各1匹づつで2万ウォン(約2000円)。日本で買えばもっとするが、もう一声欲しいなぁ。「ジョム カッカ チュセヨ(まけてくださいよ)」 覚えたての韓国語をとりあえず言ってみる。結局1000ウォンしかまけてくれず渋いなぁと思ったが、腹もたいそう減ってきた。鯛とヒラメで19000ウォン(約1900円)で妥協して、上の階の食堂で食べることにした。(ネバればもっともっと安くなりそうである。)

目の前で捌く

サンチュやエゴマの葉がついてくる

奥が鯛、手前がヒラメ

韓国では刺身を美しく盛りつけるということはしないようだ。白い皿にスライスした刺身がぶっきらぼうにのる。サンチュやエゴマの葉に刺身をのせて、辛子味噌をつけて食べるのがこちら流。試してみたが辛子味噌の味が強くて魚の味がよく分からん。エゴマの葉っぱのクセもどうも慣れないなぁ。やはりここは日本流わさび醤油でいただこう。このためにわざわざ日本から持参したチューブわさびを懐から取り出す。それを見た店のお姉さんはかなりウケていたが、ここはこだわりたい! 醤油はテーブルに置いてあったやつを使う。ちょいとわさびと醤油を付けて‥‥、やっぱ旨いよ、こっちの方が! 鯛のほのかな甘味を堪能できる。ヒラメもいけるなぁ。最後に魚のアラのスープ、メウンタンを頼んだ(メウンは辛い、タンはスープという意味)。ダシがよく出ていて素直に旨い。ちょっと辛いが日本人の口にも合う味だ。あー、もう腹一杯!

サンチュに捲いてパクッ

チューブわさびは日本から持参

メウンタン


いよいよ温泉だ!

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