釜山の温泉アニョハセヨ!


釜谷(ブゴク)温泉1

釜山二日目は硫黄泉が湧くという釜谷(ブゴク)温泉への小旅行、気合いを入れて早起きし7時前には宿をでた。行き方は昨日、釜山駅前のインフォメーションで聞いておいた。片道2時間半程、まずは地下鉄を乗り継いで沙上(ササン)にある西部市外バスターミナルへ。そこから釜谷行のバスが出るという。バスターミナルはすぐに見つかった。発券所で チョヌン ブゴクオンチョネ カゴシッポヨ(釜谷温泉に行きたいんです)」と告げると、階下の停留所にバスが来るとのこと(料金5700ウォン(約570円))。各方面行のバスが並ぶ中、釜谷温泉行のバスを見つけた。念のため運転手に「ブゴクオンチョネ カゴシッポヨ(釜谷温泉に行きたいんです)」「イポスン カヨ(このバスは行きますか)?」と聞く。大きく頷いたのを確認して空いた席へ。定刻通りバスは郊外へひた走る。さあ小一時間のバス旅だ。川を越え平地を抜け、辺りは次第に山がちになってくる。山や木の感じは日本とほとんど一緒だなぁ。それにしても暖房が効き過ぎだぞ。一枚脱ぐ、二枚脱ぐ、それでも暑い。これじゃ着くまでにのぼせてしまう。冷たい窓に腕をピタッとくっつけ放熱する。やれやれ‥‥。

各方面行のバスが並ぶ

釜山発、釜谷行きの文字

一時間少々走った頃、左手の谷地に見えてきた建物群‥‥。建物についている温泉マーク、そしてブゴク温泉の文字。到着だぁっ! バスを降り、温泉街を歩いてみる。釜谷(ブゴク)温泉は20軒程の宿が集まる温泉地だ。5、6階だてのコンクリートのの建物が多いなぁ。温泉情緒や風情などというものは微塵も感じられない。 おっ、あんなところから湯気が‥‥、道路の亀裂からちょろちょろと湯がもれている。近づくと硫黄の香り、手をつけてみると‥‥熱っ。温泉だ! 

釜谷温泉

道路の割目から湯が

こうなると入らずにいられない。温泉街の奥のほうにある鄙びた一軒の宿にアタック! まず表にいたおばあちゃんに身ぶり手ぶりで温泉に入りたいと表現してみたのだが、逆に韓国語で質問され???? 韓国語が分からないと知るや、首を振り追い払われてしまった。いかん、ここで引き下がる訳にはいかない。中にいた御主人らしき人にもう一度お願いするが、やはり首を振るばかり。とほほ。

しかしめげてはいられない。他をあたるか! 温泉街をぶらぶらしてみる。するとある宿の入口から、いかにも今お風呂に入ってきましたって感じの人が出てきた。よ−し、ここならつからせてもらえるかも! 期待を胸にドアを開けた‥‥。フロントには若い係員、身ぶり手ぶりで温泉に入りたいとやってみると、「ア〜、モギョクタン」。そうそう銭湯のことをモギョクタン(沫浴湯)って言うんだった。大事な単語をすっかり忘れていた。そうとわかれば話は早い。入浴料は2000ウォン(約200円)。手拭いはフロントで貸してくれた。ブゴク温泉とハングル文字で書かれてて、かっちょいいーっ! 脱衣場には木のロッカー。スチール製と違ってなんかあったかみを感じるなぁ。浴室の中央には四角い湯船、韓国人が大好きなサウナとお決まりの水風呂もしっかりある。さて入湯、ハァー、思わず声がもれてしまう。湯加減もちょーどいい。むき出しの配管から注がれる湯は無色透明で、肌触りはなかなかいい。かすかに硫黄の臭いがあるようなないような‥‥。日本人としては硫黄泉の香りも楽しみたいのだが、残念ながら香りはほとんど飛んでしまっている。勿体ないなぁ。

??旅館

四角い湯船

ハングルの手拭い、かっちょいー!


ブゴクハワイとは?

INDEXに戻る

次のページへ進む