釜山の温泉アニョハセヨ!


東菜温泉 虚心庁(ホシムチョン)&ノクチョンタン

翌朝、5時にノクチョンタンへ行くつもりであったが‥‥寝坊。もう6時を回っていた。朝一番でまだ人が少ない時に行って、写真を撮りたかったのだが‥‥、たぶんもう賑わっているだろう。そこでノクチョンタンは後回しにし、都市型天然温泉健康ランドを名乗る温泉施設の虚心庁(ホシムチョン)で朝風呂することにした。何かデパートみたいな概観だなぁ。早朝割引で8000ウォン(約800円)が6000ウォン(600円)だという。さすがにまだ人は少ない。大きな円形の湯舟、幾つものサウナ、打たせ、ヒノキ風呂、露天風呂‥ ‥。湯舟がいっぱい。ひととおり湯の感触を確かめて回る。私には露天風呂の湯加減が一番良かった。このひんやりした外気と暖かい湯のコンビネーションが気持ちいい。韓国で露天風呂の人気がないのは不思議だなぁ‥‥。夜が明け、外が明るくなってくる頃、浴室の照明が急に落とされた。停電かと思ったが、そうではないらし い。薄暗い浴室、プラネタリウムのように丸い大きなガラス天井越しに、空が刻々と色を変えていく。ぬるめの 湯舟で縁に頭をのせ、寝ながらそれを眺めた。いい一日の始まりだ、そう思った。

プラネタリウムのような丸いガラス天井

露天風呂

虚心庁(ホシムチョン)

朝一番でつかるつもりが後回しになってしまったが、ノクチョンタン、ここには是非つかりたい。銭湯という呼び名がぴったりの味のある温泉だ。朝5時 からやってるなんて、韓国人は日本人以上に朝風呂好きなのかなぁ。入口受付けの左が女湯、右が男湯。受付にはおばあちゃんがちょこんと座ってる。日本そっく り! ここで3500ウォン(約350円)を払うと、小さな石鹸ひとつとプラスチック片ひとつが渡される。これは脱衣場で手拭いと交換してもらえるのだ。脱衣場は日本のこじんまりとした銭湯みたいな感じ。懐かしい感じがするのはそのためだろうか。韓国にいるような気がしない‥‥。浴室中程には四角い湯舟、湯は熱い。皆じっとつかるのかと思いきや、洗う方に一生懸命であんまりつからない。それにしてもよく こするなぁ。そんなにこすって大丈夫? 心配になってしまう。

ノクチョンタン

ノクチョンタン、銭湯って感じがいいなぁ。ほんとに気持ち良かった! ここは近く改装するらしいが、この雰囲気は残して欲しいなぁ。


最後にもうひと風呂

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