続・釜山の温泉アニョハセヨ!


絶品のふぐちり

さーて晩メシでも食べに行くか。そうだふぐちり食べ行こ! 浜井幸子の「韓国まんぷくスクラップ」という本に、中央洞(チュンウォンドン)の店が載ってたな。あそこ行こ! 

大通りの1本山側の道を南浦洞(ナムポドン)方面にちょいと歩いた左側。刺身や寿司のハングル文字が目立つが、どれが店名なのだろう? ま、いいかっ! 「アニョハセヨ!」 まだ6時過ぎとあって店内は空いている。テーブルについたら迷わず「ポクチリ(ふぐちり)ハゴ(と)ソジュ(焼酎)ジュセヨ(ください)!」 余計なものは頼む必要はない。韓国では充分なお通しが出てくるからだ。しばし待つと出てきた出てきた、お通し何と8品。このくらいどこの食堂でも当たり前に出てくる(もちろんタダ)。セリのゴマ和え、キムチ、細ネギの和え物、切り昆布、イカサラダ‥‥。それらをつまみに焼酎をやっているとふぐちり登場。こちらではグツグツ煮えたのが鉄鍋で供される。ぶつ切りのふぐとどっさりのセリとモヤシ、それにネギと大根が入っている。まずはスープから‥‥、おやっ! なんだ? 旨いぞ! あっさりした絶妙な薄塩味。韓国らしからぬ味? にんにくや唐辛子で味をつけるのでなく、ふぐダシを生かす薄塩味。もしやこのご主人、日本で料理の修行をしたことがあるのだろうか? このままでも旨いが、ここにポン酢があればなおいいのだが‥‥。しかしここは韓国、さすがにポン酢はないよなぁ。卓上の酢と醤油でたれを作り、ふぐやセリをちょいとつけて食べていたら、おばちゃんが台所からタレを持ってきた。ポン酢じゃん! こいつは嬉しい。酒が進む。「ソジュ(焼酎)ハンビョント(もう一本)ジュセヨ(ください)!」 もちろんスープは最後まで飲み干したことは言うまでもない。ふぐちり(6000ウォン)と焼酎2本でしめて13000ウォン(1300円)。大満足! この店はオススメする!

どれが店名だ?

お通し8皿にふぐちり

ぶつ切りのふぐ


電車の旅はいいですねぇ〜

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