北海道 道南<南下>編
雷電から南下しながら名湯、秘湯をはしご湯!
雷電国道
島牧でいい温泉につかった後は、岩内町の雷電を目指し、国道229号を一路北上。このあたりは雷電国道と呼ばれ、切り立った崖沿いに道路が走る。途中、車よりも全然大きな岩塊が道路脇に落ちていた。こんなのが落ちてくるんだ〜‥‥と思うとゾッとする。
切り立った高い崖
車よりも大きな落石
道路沿いにあった土産物屋。イカやホッケの開きを天日に干している。こんなの炭であぶって食ったらうまそ〜。あ〜酒が欲しくなる。
イカやホッケの干物
朝日温泉
国道229号雷電から山に入る。道はかなり勾配のあるダートだ。雪が降ったら走るのは困難だろう。古ぼけた案内の看板が期待感を高める。約3km程走ると目的地、朝日温泉だ。
ひなび度満点。朝日温泉は木造の一軒宿だ。古くは旅の途中で馬を休ませる街道の主要な宿であったという。電気は自家発電で、もちろんテレビも冷蔵庫もない。耳をすませば、聞こえるのは木々のざわめきと小川の音のみ。便利なことがあたりまえな今時、こんな宿があってもいい。
さて、風呂は‥‥ 内湯は天井が半透明なトタンでできている。昼間はなかなか明るくていいのだが、夜はかなり薄暗い。湯は黒く浴槽はぬるぬるしている。気持ちがいいとはいい難い。
ひなび度満点の一軒宿
ドーム型(?)の内湯
露天風呂へは丸太橋で小さな川を渡っていく。丸太橋は古くなった木製の電柱を2本束ねた感じだ。渡りきると3〜4人でいっぱいのささやかな岩風呂がある。こちらは地味で味のある風呂だ。不思議なことに、 内湯は黒い湯の華が舞う湯だが、露天風呂は白濁した湯である。
電柱を束ねたような丸太橋
湯舟の横には簡易な脱衣場がある
この日の宿泊は私の他に、道内にお住まいの老夫婦と、横浜から旅をしてきたという若者ひとりだけ。食事は一つの部屋でいっしょにいただいた。この宿に泊りにくるだけあって、皆なかなかの温泉マニアである。食後はおおいに温泉談義で盛り上がった。
いろいろオススメ情報も交換した。老夫婦は「江差に行ったら五勝手屋でようかんを買いなさい。おもしろいから‥‥。」 おもしろい??? とにかく覚えておこう!
あの有名なラジウム温泉へ‥