松前

松前は単なる漁村ではない。かつては松前藩の城下町であたっところである。小さな街なのだが、どこか落ち着きと風格を感じる街である。松前城跡のまわりは松前公園になっており、春には様々な桜が咲き集う。

本丸表御門と松前城天守閣

いや〜すごい。ここ松前公園では250種1万本の桜を観ることができる。250種? 桜ってそんなに種類があったの? 南殿、大手毬、楊貴妃‥‥、どれも聞いたことのない名前ばかり。かろうじて染井吉野、大山桜の名をみつけひと安心。種類が多いため、開花の時期がずれ、5月の約1ヶ月間桜を楽しむことができるのだそうだ。

私が訪れた時は、残念なことに桜はもう終わっていたが、その根元には桜にかわって主役となった野花が咲き誇っていた。

クイズになりそうな桜の名前

桜にかわって野花が

花見茶屋でみつけた桜アイスクリーム。どんな味わいかというと‥‥、ひと口ほおばると、まず上品ないい香りが口に広がり鼻へ抜けていく。後味にはちょっとした塩っぱみが感じられる。香りといい、塩っぱみといい、桜餅のあの葉っぱの感じだ。あまり甘過ぎず、なかなかいける。

桜アイスクリーム


そば処まるに

松前の街中にあるそば屋だが、そのたたずまいが実に渋い! 泊っていた旅館のすぐ向いにあり、気になっていたのだが、昼食をいただくことにした。道南に来たらやはりにしんそばを‥と思ったが、ここはオススメのなっとそばにチャレンジ! なっとそばとは、そばの上にひきわり納豆、たくあん、胡瓜、松前漬け、大根おろし、海苔、葱、卵を盛り合わせ、冷たいつゆをかけて食べるもの。オススメだけあって確かにいける。暑い時にいいかな。

なっとそば

そば処まるに


さて、いよいよ温泉

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