北海道 道央編 (旭岳〜十勝岳温泉)

一週間のスケジュールで大雪山をぐるり一周温泉めぐり

まずは旭岳温泉から十勝岳温泉へと向かう


旭岳温泉

はあー、いい天気だっ! 旭川空港に降り立つと、北の大地の温泉への期待で胸がドキドキした。ここから西へ向かえば旭川の街だが、私は迷わず東の旭岳を目指した。

まずは旭岳温泉の湯元湧駒荘(ゆこまんそう)へアプローチ。できれば今夜一泊、だめなら風呂だけでも‥‥と思ったのだが、ちょうど改築工事中でどちらもダメだった。いい湯なんだけどナー、ここ。まあ、天気もいいことだし、気を取り直して旭岳に登るか。

中腹から亜硫酸ガスが噴き出す旭岳

旭岳ロープウェイ山頂駅から2時間ほど歩くと山奥の秘湯中岳温泉だ‥‥‥が、山歩きが苦手な私にとっては絶望的な距離。‥という訳で、中岳温泉については読者の情報提供を期待したい。私は無理をせず、ロープウェイ中間駅からほど近い、乙女の湯へと向かうことにした。中間駅から歩くこと約15分。けっこう起伏があるが、しっかりした踏み跡があるので、道を見失うことはないだろう。乙女の湯は、小さな谷間にひっそりとある。一人か二人でいっぱいのささやかな湯船だ。茶色い沈殿物がびっしりとついているが、さらりとした湯である。

ささやかな乙女の湯


旭岳温泉で面白い風呂を見つけた。それは大雪山白樺荘の露天風呂。何が面白いかって? フフフフッ。それは夜になると分かる。林の中にあるいい感じの露天風呂。そこには何故か照明がない! 私は湯船に入ろうとして、つまずいてコケそうになった。危険な風呂なのである。だが、だんだん目が慣れてくる頃には、その変わったシチュエーションも楽しめるようになる。実に面白い風呂なのである。真っ暗な湯船ゆえ写真はなし。確かめたい人は是非、夜に行ってみてほしい。


さて、次はお隣、天人峡温泉へ向かいます。キタキツネも出てきたよ!

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