天人峡

天人峡へ向かう道中、いかにも北海道らしい熊出没注意の標識がでてきた。しかし、出没したのは熊ならぬキタキツネ。観光客に慣れてしまったのか、はたまた餌を与える者がいたのか、車を止めるとそばまで近づいてきた。だが、どんなにかわいくても、私は野生動物には餌をやらない。‥‥‥ケチなのである。写真を撮るだけとって、キタキツネに別れを告げた。

熊出没注意の標識

キタキツネ


そうこうしているうちに天人峡。いやぁ〜、知らなかった。こーゆー所だったんだ。層雲峡ほどではないものの、柱状節理の大きな壁があったり、天女の羽衣のように美しい滝があったり‥‥。全然知らなかっただけに、ちょっと得した気分。

さてさて、観光の後はやっぱり温泉。この辺で一番大きなホテル天人閣の湯につかることにする。忠別川に面して造られた露天風呂からは、モアイ像のよ うな天人峡の奇岩を眺められる。湯はやや茶褐色だ。この宿の風呂、思いのほか流行っていて、とてもカメラを持ち込んで写真が撮れるような状況ではなかった。品良く湯あみする女性ならともかく、大勢の裸のオヤジにカメラを向けてどうする。したがって、写真はない。

羽衣の滝


お次は絶景の露天風呂

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