八幡平の湯 岩手編


どうしても濃い湯につかりたくなり、夜行バスで盛岡へ。八幡平周辺の湯は濃いですよー! さぁ、つかりに行きましょ!


第一湯

早朝、横浜からの高速バスで盛岡に着いた私は、駅の立食い蕎麦屋でめかぶ蕎麦をすすっていた。頭の中ではこれからの行程に思いを巡らせていた。やっぱり松川かなぁ‥、ズルズルズル‥、寄道していこうかなぁ‥、ズルズルズル‥。(めかぶの粘りがちょっとひきずる。)

心地よい鰹だしの残り香を楽しみつつ、レンタカーを転がす。夜行移動の疲れか、頭がボーッとして、道を間違える。眠気覚ましにひと風呂浴びてくか!

岩手山の麓、焼走り温泉 焼走りの湯に立ち寄った。岩手山焼走り国際交流村に、2000年春お目見えした日帰り温泉館だ。無色透明なさらりとした湯、かすかに鉱物臭がある。他には特徴無し。朝一番からドロッと濃い湯はちょっときついから、まあこのくらいでもありかな。さ、次行こ!

オープンしたばかりの温泉館

焼走り温泉


山菜料理

松川温泉へ向かう山道の傍らに小さな看板「山菜料理青沼亭」、何か気になって立ち寄ってみた。概観はパッとしないが、とにかく入ってみる。内側はきれいに内装してあり、意外にも中は広々している。

さて何にしようかな‥‥。山菜料理のコース3000円も惹かれたが、ここは抑えて「山菜天ぷら膳」1500円を注文。揚げたての山菜の天ぷらに塩をちょっとつけて‥、ほーう、サクサクッとした軽い触感のすぐ後に、豊かな香りと滋味が広がる。意外に苦さは感じない。揚げることで山菜のクセが和らいだようだ。いっしょに供される小鉢も繊細な味。うまい。 田舎風の山菜料理ではなく、洗練された山菜料理であった。

小さな看板

地味な概観

「山菜天ぷら膳」1500円

山菜天ぷら


トロリとしたクリーミィな湯へ

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