野沢温泉外湯めぐり
一泊二日のスキー旅行、でもスキーだけして帰るはずはありません。
野沢温泉へ
可愛らしく笹の葉に包まれた寿司をパクつきながら向かうのは野沢温泉。一泊二日のスキーである。野沢まで行って、スキーだけして帰るなんてつもりは毛頭ない。もちろん温泉温泉!
思わず手が出る可愛らしさ
けっこう美味しい
でも私は根っからのスキーヤー。しばし温泉は忘れてしっかりスキーを楽しむ。できうることならば天気が晴れてくれればなぁ‥‥。願い空しくその日、太陽が顔を出すことはなかった。しっかり滑り、心地よいだるさを感じたら‥‥、温泉!
宿でさっと着替えるとすぐ繰り出した。ここ野沢には13の共同浴場があり、すべて無料で開放されている。泉質もそれぞれ少しずつ違い、外湯めぐりしながらそれらを観察するのも楽しい。まずは宿から一番近い松葉の湯へ。ところが‥‥、なんじゃこりゃ! 畳み4畳程の湯舟に十数人が、湯舟の底が見えない位ピッチリとつかっている。もし一度に全員が湯舟からあがったら、湯は半分ぐらいしかないのではないかと思える程。さらに湯舟の周りにはあぶれた人が座っている。こりゃどうみてもつかれそうにない。どうもスキーを終えてひと風呂つかろうとした人が集中したようだ。松葉の湯を諦めて大湯をのぞいてみたが、こちらはもっとすごい。人が溢れて脱衣場に入れないのだ。こりゃ晩飯前に温泉につかるのは無理だなぁ。
松葉の湯
温泉にあぶれてしまい、仕方なく温泉街をぶらぶらする。おや? まんじゅう屋の店先で、寒い外気に大袈裟に蒸気をあげる蒸し器。おやきの文字に惹かれた。もうすぐ夕食だが、おやきのひとつぐらい‥‥。食い気に勝てずひとついただく。あつあつあつあつっ! 手に持っているのも辛いくらい熱い。ハフハフッ、美味しいけど熱い。ハフハフッ‥‥。
すごい蒸気
おやき
外湯めぐりへ