麻釜・スキー博物館

翌日、二日酔いと筋肉痛でスキーはパスした。しかし私には楽しみがある。温泉めぐり。ややアルコールが残っているが、街をぶらぶらしてるうちに抜けるだろう。

今日は天気もよく気持ちがいい。とりあえず麻釜(おがま)まで歩いた。野沢の代表的な源泉で高温の湯が湧く麻釜。その湯で野沢菜をゆがくおばあちゃんや卵をつける人達を見ることができる。付近には土産物屋も並び、各種野沢菜漬けの試食もやっている。もちろんつまみながら歩くのが正しい。

麻釜(おがま)

ゆがいた野沢菜を水に曝す

温泉卵

麻釜から滝の湯を横目に見ながら坂道をのぼっていく。私には行ってみたいところがあったのだ。日本スキー博物館。以前夏に訪れた時には、オフシーズンのためか開いていなかった。スキー客が押し寄せる時季ならさすがに開いているだろう‥‥、そう思ったのだ。

日本スキー博物館は想像以上のものだった。日本のスキー史をに関する資料のみならず、世界の貴重なスキーコレクションが揃う。日本に本格的なオーストリアスキーを伝えたハンネス・シュナイダーの写真、かっこいい! 当時のスキー用具は、現在のように誰でも楽に扱えるようなものではなかった。安定性に欠け曲がらないスキーをしっかり抑え込むフォーム。それにネクタイ姿で滑ってる。ダンディーでかっこいいー! 

ノルウェー、ロシア、中国、モンゴル‥‥様々な国で生まれ発達していったスキーがずらりと並ぶ。一本杖だったころのスキー、野沢村と姉妹提携しているオーストリアのサンアントン村の展示室‥‥。中にはスキーの板にラッパのようなものが取り付けられた珍品も。おそらく前方からの空気を板の下に流し込み、雪面の抵抗を減らそうというアイディアか?

シュナイダーの写真

なつかしい?木製のスキー

珍品?


外湯めぐりラストスパート!

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