魚介づくし 磯乃家旅館

この日の宿は門前で漁師さんがやっているという宿、磯乃家旅館。せっかく男鹿半島に来たのだから、もうイヤって程魚介類を食べたい、そんな思いでこの宿にした。港に面した飾り気のない宿だ。実はここを予約する時、一泊二食で8000円と聞いてちょっと心配になった。この値段で、もうイヤって程魚介類を食べれるのだろうか? 9000円や10000円でもっと料理を付けることもできると聞いたが、結局8000円でお願いすることにした。これが正解であることが、やがて証明される‥‥。

海と道ひとつ隔てて磯乃家の文字が

磯乃家旅館

まいったーっ! さっそくの夕食、広間に用意された品々は‥‥。それを目にしただけでもう唖然! 

中央写真上段左からカニ、ハタハタと鱈の鍋、金目鯛のから揚げ、中段左から鮭のホイル蒸し&焼きハタハタ、ゆでツブガイ、茶碗蒸し、ウニ刺し、アジから揚げ&ゆでエビ&さざえつぼ焼き、そして下段は刺身盛合せ(サザエ、マグロ、アオ(ブリの仲間)、ヒラメ、エビ、イカ)。それから焼きハタハタの皿を持ち上げると下にはタコの酢の物が。アジから揚げの皿の下にはワカメの一品が隠れている。アンビリバボーッ! さらにこの後から、エビ天そばとソイの煮付け、鯛のあら汁がでると聞いて信じられるだろうか? 

味付けはいたってシンプル。焼いただけ、揚げただけ‥‥。しかし心と胃袋は充分に満足! もうイヤって程魚介類を食べたいという思いは200%満たされた。これで一泊二食8000円なんて信じられない!

皿を持ち上げると下にもう一品

お膳に乗りきらない

アジから揚げ&‥‥

ソイの煮付け

刺身盛合せ

夕食の時、隣で子供が親に聞いていた。「ウミネコは夜寝るの?」 親はしばらく考えて「う〜ん、寝るんじゃないかなぁ。」 ところがその夜、ウミネコは一晩中鳴いていた。うるさい!


翌日、またしてもイイ天気! 磯には釣り人も多く出ているようだ。宿からほど近い海岸に、ゴジラ岩というところがある。見る角度によって形はずいぶん変わるのだが、確かにゴジラに見える。夕暮れ時には火を吹いているようにも見えるという。どうです、ゴジラに見えます?

ゴジラ岩


幻の金ヶ崎温泉?

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