佐賀 陶磁器・温泉・海の幸 |
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干潟でムツゴロウさんに会う!
ある晴れた朝、私は佐賀空港に降り立った。空港の周りは延々と続く堤防で有明海と仕切られた広大な田畑が広がる。とにかく広〜い畑、稲穂は実がつまり穂を垂れだす。収穫期は近そうだ。丈が短いがなんという種だろう‥‥? それから稲とともに広く作付けされている濃い青い葉の植物は? 後で聞いたのだが、これはヒノヒカリという稲と大豆なのだとか。実りの秋、大地の恵みそして海の幸をたぁ〜んといただきましょ!
東与賀海岸に出てみた。生まれて初めて有明海に出会う。これが干潟かぁ〜。数百いや、数千羽の鳥が集う。干潟にじっと立ち、時折なにかをついばんでいる? よく目を凝らせば干潟のあちこちでもぞもぞ動く点、点、点‥‥。 ムツゴウロウさんやないけっ! カニさんもタニシもおる! それらが数万、数億? おっそろしくギョーサン干潟の上を蠢いている。 ムツゴウロウさん、おんもしろい歩き方! 前足(?)でピョッコピョコ。チビは何と水面の上をピョッコピョコ跳び泳ぎしてる。 潮はさらに引いて干潟はどんどん広がっていく‥‥。
カニ、カニ‥‥
モゾモゾ、モゾモゾ
ムツゴウロウさん
あ〜、これが潟スキーかぁ〜。それはわずかに先端が反った単なる板のように見える。これを片足で漕いで漁をするんだなぁ。そういえば干潟には潟スキーの痕らしきスジが沖へと伸びている。
潟スキー
潟スキーの痕?
戸苅町の干潟体験場。ムツゴウロウさんの真似して子供がヌルヌル這ってる。ウォーッ、気ん持ち悪ぅ〜! それにしてもムツゴロウって変な形の背びれがあるんだなぁ。 時々これを立ててピョコピョコッ。これって求愛なの?
干潟体験場
何? この背びれ!
月の引力が見える町?
干潟が広がる海、その海をまるで蜃気楼のように埋め尽くす竿。 そうこれが海苔養殖の竿なのだ。竿の数は数万? 数億? ‥‥想像もつかない。誰か数えたことある人、教えて!
まるで蜃気楼、数えきれない程の海苔養殖の竿
港はすっかり潮が引いて、漁船はみーんな丘にあがった亀。「月の引力が見える町」、太良町に入るとそんなコピーが目に入った。う〜ん、確かに! 私にも見えた!
潮の引いた港
月の引力が見える町
さーて、第一湯! 竹崎ガニって知ってます?