佐賀 陶磁器・温泉・海の幸 |
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武雄温泉
武雄温泉に到着したのは夜だった。武雄温泉のシンボル、楼門はライトアップして私を迎えてくれた。その姿は現実とイマジネーションの間のふわふわしたところにあるようで、それだけにわくわくさせられるのだった。この楼門の向こうに、温泉天国がある。私はゆっくり楼門をくぐった‥‥。
武雄温泉の楼門
ここには共同浴場の元湯、蓬莱湯、鷺の湯、殿様湯‥‥、様々な風呂がある。この温泉を堪能するには泊りが一番! あまり知られてはいないが、宿泊することも可能なのだ。 「楼門亭」一泊朝食つき5500円。ビジネスホテルより絶対安い! 私はこの晩、一杯引っ掛けに町に出たが、 それを含めてもこの辺りの旅館の相場よりは安い。 部屋はボロボロかと思いきや、テレビもエアコンもある。 夕食はついてはいないが、出前を頼むこともできる。それに何といっても温泉つきだ。 元湯、蓬莱湯、鷺の湯には何度入ってもタダ! それぞれ一般の入浴料が300円、400円、600円であることを考えるとかなりお得! それだけにビジネスマンの利用も多い。
県の重要文化財でもある楼門
楼門をくぐると入口が見えてくる
元湯と蓬莱湯(ほうらいゆ)は入口は一緒だが、それぞれ別料金になっている。横の券売機で元湯なら300円、蓬莱湯なら400円の券を買う。宿泊者の私はもちろん顔パス! まずは元湯から‥‥。
自動券売機
元湯と蓬莱湯の入口
どこか懐かしい湯屋は温泉情緒満点! 高い天井、湯船からあふれる新鮮な湯。いいねぇ〜。しかし湯が熱い! ふたつある湯舟はあつ湯44℃〜45.5℃とぬる湯42℃〜43℃。ぬる湯に手を入れてみると‥‥、あっつ、ちっともぬる湯じゃない! このあっつい湯に、みんなザブザブつかってる。我慢して、‥‥ンゥ〜〜〜〜〜、限界! さすがに長湯の人はほとんどいないようだ。でも高い天井は湯気抜きがうまくできていて、熱気はこもらない。いい湯屋だ。地元民御用達。
いい浴室だ
高い天井
ぬる湯といってもぬるくない
蓬莱湯(ほうらいゆ)にもつかってみましょ! 元湯にあれほど人が入るのに、お隣のこちらは比較的すいている。元湯は300円、蓬莱湯は400円、やはり100円の差だろうか。確かに元湯は温泉情緒たっぷり。天井も高いし湯舟も広い。100円余計に払って小さな風呂には来ないよなぁ。ここは入り放題の宿泊者の特権。何度でもつかりましょう。湯はかけ流し。湯温もちょうどいい。
お次は鷺の湯(さぎのゆ)。きれいな内風呂、岩山を見上げる露天風呂。 悪くはない。しかし湯は循環してて塩素臭かった。不思議なことに朝一番で入ったら塩素の臭いはなし。 聞けば湯は夜の間にすべて抜いてしまうのだとか。ピュアな湯につかりたければ朝一番に行くべし!
湯のよい蓬莱湯
鷺の湯の露天風呂
風呂はまだまだある。貸しきり専用の殿様湯。元湯と同じ建物内で元湯のちょうど裏側にある。大理石で造られた白黒ツートンの風呂、贅沢なプライベート風呂だ。 1時間貸切3800円。ちと高い気もするが、グループで借り切って、和室でビールでもやりつつ、のんびり風呂に入るのもまた一考。でも私は覗くだけにした。
殿様湯
専用の休み処
トンネルを抜けるとそこは‥‥