讃岐うどん屋めぐり温泉めぐり<前編>


今回のテーマはずばりうどん! 本場讃岐うどんの真髄をさぐる。温泉は瀬戸内海に浮かぶ小豆島の温泉、秘湯祖谷温泉、高松の奥座敷塩江温泉、その他ローカルな温泉をめぐる。


うどん屋めぐり

私は小麦畑の中、車を走らせていた。

夜行の特急サンライズ瀬戸で、朝早く高松に降り立った私は、レンタカーを借りるとすぐ、坂出を目指して車を走らせていたのだ。何で? 決まってるでしょ! う・ど・ん! 色づき始めた小麦やネギの畑を横目に見つつ‥‥。あ〜、お腹すいたよぉ〜。

うどんを食うと言っても、ただのうどん屋ではない。製麺所で食らう。メニューがあるところはまれ。大抵の店はセルフサービスである。シンプルかつ奥の深い讃岐うどんの世界を堪能する。そのためには街を離れ、小麦畑を越え、前進あるのみ! 

しかし、始めに目指した「伝説の中村」は見つからない。分かりづらいとは聞いていたが‥‥。もうこの辺りを30分以上も探している。‥‥ダメだ‥‥。もう、腹が減って目が廻る。ひとまず、他に目を付けておいた「宮武」を目指そう。


力強い麺 宮武

「宮武」は、そんなひもじい私を救ってくれた。

店に入ると壁にかかるメニュー。『あつあつ、あつひや、ひやあつ‥‥、小、大、特大』 始めて目にした人は、間違いなく???‥‥。 だが、そこは抜かりなく下調べをしておいた。冷たい麺に、熱いダシをかけたひやあつを注文。

程なく運ばれたうどんに、まわりの人たちがするように生姜をちょっとのっけてと‥‥。まずは一口噛み締めると‥‥、おおっ! 何だこの麺はっ! 荒々しいほどに力強い。これがさぬきうどんだと言わんばかりのコシ。凄いぞっ、さぬきうどん! しばらく興奮状態で麺をすする。おっといかん! ダシもチェックせねば‥‥。うむうむ、ダシもいい味しとる。いい味してると言えば、おいちゃん。ひたすら麺打って、切って、茹でて‥‥、おまけに手伝いのおばちゃん差し置いて、お勘定の暗算も一人でこなす。キャラクターは濃い!

メニューはとりあえずこれだけ

おいちゃん

ひやあつ


まだまだ続くうどん屋めぐり

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