小豆島オリーブ温泉

さすがにたて続けのうどん5杯は、胃袋に負担であった。温泉つかって腹ごなしとしよう。

高松から小豆島までフェリーなら約1時間。高速船なら30分ほど。この瀬戸内海の島にも温泉があると聞けば、行かないわけにはいかない。小豆島を目指して高松港を後にした。

小豆島土庄(とのしょう)港から車で5分ほどのところにオリーブ温泉はあった。想像以上に派手な概観にちょっと不安になる。これまで、この手のハズレ温泉施設は何度も見てきたが‥‥。

オリーブ温泉は温泉施設とともにカラオケ、レンタルビデオ・CDなどが一緒になった複合施設だ。さあ入るぞーっ! さっぱりする湯、数々の風呂、瀬戸内海に面した露天風呂もなかなか立派だ。海に面していることで、開放感は○。しかし複合施設、露天では隣の施設のポップス系のBGMが全ての風情を吹き飛ばす。

オリーブ温泉

瀬戸内海を見渡す露天風呂


手軽気軽 さか枝

小豆島から高松に戻ると、再びうどん屋めぐりを始めた。(懲りないねぇ〜)

さか枝高松の街中にあるセルフ店で席数は40〜50ある。奥のカウンターでどんぶりに麺を受け取り先に清算。そうしたら自分でさっと麺をゆがいて天ぷらを‥‥。くるっと振り返って、ネギや生姜などの薬味のせて、タンクのコックを捻ってダシを注ぐ。空いた席でずずっ食べたら、後片付け。5分もあれば、食事終了。会社のそばにこんなの一軒欲しいなぁ。

自分で麺をさっとゆがいて天ぷらを‥

薬味のっけてダシはって‥

うどん小+天ぷら=240円


朝一番 馬渕

住宅街の中に建つぼろい(といって間違いはないだろう)プレハブの外には、うどんをゆでるいいにおいが漂う。朝ちょっと早すぎて少々待つことになったが、それでもゆでたてを食べれるのだから文句無し。

朝9時過ぎ、まだ入口のカーテンも閉まったままだったが、先に入った一番客の後に続く。中の腰かけでちょっと待つ。うどんをゆでる釜の湯気の奥で、御主人がせっせと麺を打っている。おかみさんはゆで上がったうどんを、水でキュッとしめて玉に分けている。

湯気の向うで御主人が麺を打つ

ゆで上がった麺

できたてを2玉もらった。天ぷら類の準備はまだだったが、薬味だけでも十分! ネギ、生姜、天かすをのっけてと‥‥、えーと、このオタマで鍋からダシを掬えばいいんだな‥‥。うどん完成! まだガラッとしているテーブルでさっそくいただく。

ダシはシンプルでストレート。麺は固さを主張するのではない程よいコシ。なかなかいいっすねぇー。人のよさそうな御主人に、美人のおかみさん。また来よっ!

隣の鍋からオタマでダシを‥

2玉=230円


しょうゆうどん 小縣家(おがたや)

ここまでほとんどセルフのうどん屋をめぐってきたが、小縣家(おがたや)は一般のうどん屋である。何故一般のうどん屋に来たのか? それはある名物を食べるためである。ここではやっぱりしょうゆうどん。この店の看板メニューである。注文するとまず大根とおろし金がでてくる。周りのテーブルを見渡すと、どこでも大根をおろしている。私もおろしながら、うどんのゆで上がりを待とう!

程なく供されるのは、どんぶりに盛られた麺。きゅっとしまった麺におろしたての大根、ネギ、生姜をのせ、すだちとしょうゆをかけて完成。一口すすると‥‥、おおっ、なんというコシ! 確かにうまい。このしょうゆうどんは手抜きでも変化球でもない、洗練された一品である。

洗練されたしょうゆうどん

大根とすだちと薬味

この続きは 讃岐うどん屋めぐり温泉めぐり<後編> を御覧ください。

専用ケーブルカーで行く名物風呂の祖谷温泉、絶望の国道193号などなど‥‥


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