山陰温泉紀行島根編 −島根県東部をめぐる−
美保関
私はこの旅のはじめに、行かなければならないところがあった。それは島根県の最東端である。ここを山陰温泉紀行島根編のスタート地点に決めていたのである。島根県を東から西へ、温泉を堪能しつつのぶらり旅である。
まずは美保湾に突き出した半島の先端、地蔵崎の美保関灯台で深呼吸。ここからは隠岐の島々が見えるはずなのだが‥‥、残念ながら空と海の境は曖昧なままで、青みがかったグレー色をしていた。前方の島は隠岐の島という案内板が、ちょっと寂しい。しかし、とにかくスタート地点には立った。さあ、山陰温泉紀行島根編の始まり!
隠岐の島は‥‥、見えない
美保関灯台
美保関灯台からの帰り道、小さな港町に立ち寄った。海鳥の鳴き声、漁船のエンジン、そして遠くからかすかにイカを焼く香ばしい香り。入り江の港町は私の旅情をくすぐった。そして胃袋を刺激した。飯だ! あさひ館で昼にすることにした。昼の定食2000円。白いかの造りにかつお・ひらめ・ひらまさの盛り合わせ、カマスの干物、もずく、これに飯、味噌汁、香の物がついて2000円。ちょいとビールをやりながら戴けば、もう満腹!
定食2000円
あさひ館
腹が膨れたので、裏通りをぶらぶらしてみた。美保神社から仏谷寺に続く石畳の通りは、静かで味わいがある。ゆっくり歩いてみる。初めて訪れるのに何故か懐かしい。
青石畳通り