山陰温泉紀行島根編 −島根県東部をめぐる−


松江温泉

堀川が巡らされた水の都、松江。 堀川沿いにぶらぶら歩いてみるのもいい。 しっとり落ち着いた町並みは散策にピッタリ。のーんびり一日二日ぶらぶらしたいいい街だ。

堀川

左は堀川、右は武家屋敷、ぶらぶら散歩にピッタリ

さてこの松江にも温泉が湧く。どこかでひとッ風呂‥‥と思ったのだが、ここには共同浴場がない。また、日帰り入浴させてくれる旅館もほとんどない。とにかくここで一泊することにした。まだ旅の初日、資金を切り詰めてビジネスホテルに泊まることにした。

こいつは初めてだ! ユニットバスに温泉成分分析表。ビジネスホテルのユニットバスが温泉に!  松江シティホテルでは各部屋に温泉を引いているのだ。何々、ナトリウム520mg、カルシウム140mg、塩素イオン550mg、硫酸イオン680mg‥‥、こりゃ紛れもない温泉だ! 薄まっていたとしても、循環していることはありえない。 とにかく入刀、いや入湯。なんか不思議な気分。色や香りがあれば別だが、無色無臭の湯。そして所詮ユニットバス、せまい。なんか、幸せ感が薄い。せっかくの温泉なら、やっぱり大浴場がいいなぁ。でも宿泊料金5000円で温泉付きはやっぱり安い。

松江温泉の湯

松江シティホテル


神代そば

島根に来ると決めて、楽しみにしていたことがある。出雲蕎麦である。無類の麺好きの私が、この出雲蕎麦を食さない訳がない! 暖簾をくぐったのは松江市内の神代そば。地粉の割り子蕎麦3枚900円をさっそく注文する。

「つゆは辛いので少なめに‥」 確かにつゆは濃い色をしている。これを蕎麦に直接かけて‥‥と、まずはずるっ。おっ、なかなかの腰だ!  2枚目はおろしとネギを乗せて‥‥ずるっずるっ、3枚目は海苔を乗せて‥‥、あっという間に終わってしまった! 蕎麦湯を飲んでも、まだちょっと物足りない。暖かい蕎麦を頼もう。メニューから釜揚げ蕎麦520円(北海道産粉)を選んだ。釜揚げうどんなら食したことがあるが、蕎麦は‥‥? それは茹で汁ごと、どんぶりに盛られて出てきた。味はつけてあるが薄めで、好みでつけつゆを加えて食べる。これを蕎麦つゆごと食らう。蕎麦は水でしめてないので少しとろっとした感じだ。

割り子蕎麦

釜揚げ蕎麦


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