山陰温泉紀行島根編 −島根県東部をめぐる−
鬼の舌震
オニノゼツシン?
地図上にその文字を見つけたとき、正直胸が震えた。何だそりゃ? どんな所なんだろう? モーこの目で確かめなきゃ収まりがつかないっ!
どうやらそれは「オニノシタブルエ」と読むらしい。その由来はというと、『‥‥ワニの慕ぶる』が転じて『鬼の舌震』なのだとか。おどろおどろしい名前の割には、拍子抜けする由来だなぁ。
渓流沿いに散策路を歩く。おーっ、谷底にはデッカイ巨礫がごーろごろ。こんな巨石にはばまれちゃ、ワニだろうが鬼だろうが、一歩も進めやしないなぁ。巨石は切り取られたように、スパッと幾何学的な形をしたものが多い。
谷底には巨礫が
幾何学的な形状