山陰温泉紀行島根編 −島根県中部をめぐる−
手打ちそば体験処 ひご屋
小屋原温泉の心地よい余韻を長く楽しみたいところだが、次なる温泉を探索せねば! しかしその前に腹ごしらえ。するとタイミングよく道路脇に手打ちそばのノボリが‥‥。何の躊躇もなく飛び込む。暖簾をくぐるとテーブルの他に4つの台。「あれっ、ここそば打ちが出来るんですか?」
手打ちそば体験処ひご屋、ここでは蕎麦打ちが2000円で体験できる。打った蕎麦はもちろん食べられる。半分は蕎麦代として、残り半分の1000円で蕎麦打ちが体験できると思えばこれは安い! ものは試し、やってみましょか!
打ち台が4つ
まずは段取り説明
ここひご屋では三番粉を使うのだそうだ。色が黒っぽくなり、香りが出てくるのだという。さーぁ、蕎麦打ち初体験! ご主人のマンツーマン指導で開始! まずは水まわし、そば粉と水を合わせていく工程だ。ご主人のお手本をとにかく猿まねする。いつのまにか集中しきっている自分に気が付く。粉の状態は? あれーぇ、ご主人はすべての粉に均一に水が回りしっとりとしているのに、私はポロポロした固まりとまだ水分を含んでいない粉が‥‥。それでもなんとかリカバリーし、こね、のし。そしてどうにか切りまでやってきた。あー、どーしても太さが一定にならない。悔しー! なんとか切り終えるとご主人「じょーでき、じょーでき。私よりうまいですよ!」
さーぁ、打つぞー!
先生のお手本
やったぜ、出来上がり!
打ち終えたそばは全部で4人前。持ち帰ることも出来るそうだが、何ぶん温泉巡りの旅の途中、なま物を持ち歩くわけにはいかない。全部いっちゃいましょか! かくして私はそば4人前を食べることになったのである。
まず運ばれてきたのは割子そば。割子そば6枚、2人前である。出来栄えが心配、さっそく口に運ぶ‥‥。案外いけてる(と思う)! これなら家で打てるかも‥‥。割子そばを食べ終わらないうちに、ざるそば、そして釜揚げそばが運ばれてきた。おーい、大食いチャンピオンじゃないぞっ! こうなったら勢いだっ! 猛然とすする。ふぅ〜腹いっぱい。
割子そば
ざるそば
釜上げそば
1時間マンツーマンでレッスンしてもらったうえ、そば4人前。手打ちそば体験2000円は絶対お得!