山陰温泉紀行島根編 −島根県西部をめぐる−


湯屋温泉 子安華湯館

体はどうも湯疲れしているようだ。だるい。今日は浜田で一泊しよう。旭温泉からはほんの十数キロぐらいだろうか。車ならたいしたことはない‥‥。あっ、路傍に温泉マークを発見! こういうのって見逃さないんだよなぁ〜。「湯屋温泉元湯→」の看板。この元湯という文字、魅力的! 体は疲れているというのに、頭の中には「元湯なら疲れもとれる」と悪魔の囁きが‥‥。脳では躊躇しているのに、体は矢印の方向にハンドルを斬っている。温泉ワンダラーの悲しい性。

温泉マーク発見!

湯屋温泉 子安華湯館(こやすはなゆかん)、子安は地名なのだそうだ。入湯料は400円。pH8.2のアルカリイオン水「金城の華」(これはけっこう売ってる)、この冷鉱泉を沸したのがこの温泉だ。湯は単純弱放射能泉、少し青みがかって見える。ちょっとだけ高台にあり、露天ではないが見晴しはいい。こじんまりとした村の集会所的な雰囲気がなおよい!

湯上がりに休憩室でちょっと休憩。受付のおばあちゃんが冷たいお茶を出してくれた。おばあちゃん「どっから来た?」 ここで「横浜」と答えると大抵の人は目を丸くするというのが、この旅での常であった。「横浜です。」 するとおばあちゃん「横浜のどこ?」 予想もしない切り替えしにちょっとタジろぐ。「あのー、泉区というところなんですけど‥‥。横浜知ってるんですか?」 「知らん。」このおばあちゃん、ボケどころを抑えてる!

湯屋温泉 子安華湯館

見晴しのいい湯舟


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