三度韓国 温陽温泉から水安堡温泉へ


道高(ドーゴ)温泉

ソウル駅は各方面への路線が集まるターミナル駅だ。今日乗るのはソウルから忠清南道(チュンチョンナムド)の長項へとのびる長項線。昨日手に入れた時刻表によると、この路線には駅名に温泉と付く駅がふたつある。ひとつは温陽(オニャン)温泉、もうひとつは道高(ドーゴ)温泉だ。今日はこれらをまとめて巡ってみるつもり。それにしてもKrailは安い。ソウルから道高温泉までたったの6600ウォン(約660円)とは驚き。

9時40分ソウル発のムグンファ号はほぼ満員。ソウル駅を滑りだすと、意外にも街はすぐに抜け田園風景となった。東京じゃこうはいかない。列車の心地よい振動についうとうと‥‥。およそ90分程で道高(ドーゴ)温泉駅に到着。なんかのどかな雰囲気。駅の表こそ小さな町だが、駅裏は完全に田園だ。さて温泉はどこにあるのだろう? 町が小さすぎてインフォメーションなどない。近くの商店で聞いてみる。「ドーゴオンチョネ(道高温泉へ)カゴシッポヨ(行きたいです)」「オットケカミョン(どうやって行ったら)トゥェヨ(いいですか)?」 するとバスで10分ぐらいだと言う。教えてもらったとおり停留所で待っていると、バスはすぐにやってきた。「ドウゴオンチョネ(道高温泉へ)カヨ(行きますか)?」 運転手は大きく頷いた。

道高温泉駅

なーんかのどかな所だなぁ

バスは川沿いの小さな温泉町に着いた。ぐるり一周歩いてみて大浴場と書かれた建物を見つけた。どうやらここが公衆浴場らしい。ここでつかるとするか! 入浴料は5000ウォン(約550円)。そそくさと裸になり浴室に入るとこれが案外賑わっている。湯は無色透明無臭で感触もほとんどない。う〜ん‥‥、とにかく今回の旅の第一湯、さっぱりしたから良しとするか。

道高温泉

公衆浴場

さて次は温陽(オニャン)温泉だ。またバスに乗って道高温泉駅まで戻り、電車で温陽温泉へ向かうのは面倒だし芸がないなぁ。他に温陽温泉へ行く方法がないか近くのホテルで聞いてみた。するとすぐ側のバス停から温陽へ行くバスがあるという。それなら駅へ戻って数少ない電車を待つよりずっといいなぁ。バスに決定!


街なかに湧く温泉

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