三度韓国 温陽温泉から水安堡温泉へ


温陽(オニャン)温泉

やがて来たバスに乗り一路温陽(オニャン)へ。バスはがんがん飛ばして20〜30分で温陽の街についた。結構にぎやかな街だなぁ。

ぶらぶら散策しながら飯屋を探した。そういえば風呂上りの一杯もまだやってない。ビールと言えば焼肉、焼肉食べよ〜! 

一軒の焼肉屋に入った。テジカルビ(豚カルビ)が食べたいなぁ。聞いてみれば2人前からだという。韓国では焼肉は2人前からの注文が一般的だ。お腹はかなり空いている。ええい、いってしまえっ!「テジカルビ イインブン(2人分)ハゴ(と)メクチュ(ビール)チュセヨ(ください)!」

温陽(オニャン)駅前

おいおい何だそりゃ! 2人前とは言ったがそいつは4人前はありゃしませんか! すっげー量。呆然とするその目の前で、お母さんが手際よく肉を網に置いていく。もちろんいっぺんには乗り切らないから半分ずつ。じゃんじゃん焼けていく肉をじゃんじゃん頬張る。途中で休むと食べられなくなりそうだから‥‥。もー、腹めいっぱい! なんとか食べきった。でもしばらく動けそうにない。パンパンに膨れた腹をさすっていると、お母さんがにシッケ(米のジュース)を出してくれた。ほんのり甘くて少し胃が落ち着く。テジカルビ2人前とビール2本で20000ウォン(約2000円)。

テジカルビ

シッケ(米のジュース)

焼肉屋の壁に市内観光マップが貼ってあった。地図には道高(ドーゴ)温泉温陽(オニャン)温泉の他に、牙山(アサン)温泉という印がある。そんなに遠くなさそうだなぁ。牙山(アサン)温泉までちょいと足を伸ばしてみるか。


牙山(アサン)温泉へ向かう前に宿を取っておこう。温陽(オニャン)の街には宿が何軒もあるが、その中で目についたのが清州温泉旅館(チョンジュオンチョンヨグァン)、あそこで聞いてみよう。フロントの小部屋には2人のおばちゃんが熱心におしゃべり中。邪魔しちゃ悪いと思ったが、しょうがない。小窓から「パンイッソヨ(部屋ありますか)?」 するとふたり揃って小窓に顔を寄せ「ネー(はい)!」 まるで漫才だ。一泊25000ウォン(約2500円)。手頃なのでここに決めた。部屋に荷物を置くとそそくさと出かける。フロントでさっきのおばちゃんに牙山(アサン)温泉への行き方を聞くと、あっちのバス停からバスが出ると、ふたりして身を乗り出して教えてくれた。お願いだからひとりづつ喋ってくれ‥‥。

清州温泉旅館

温泉マークと源泉の文字が嬉しい


緑豊かな山懐に湧く温泉

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