三度韓国 温陽温泉から水安堡温泉へ


念願の水安堡(スアンポ)温泉へ

さー、今日はさて念願の水安堡(スアンポ)温泉へ行くぞ! 実は今回の訪問で一番楽しみにしていたのが水安堡(スアンポ)温泉なのだ。

さあ出発! 電車の切符は昨夜のうちに買っておいた。温陽温泉から天安(チョナン)までは満席、おまけに遅れ気味で天安での乗り換えがぎりぎりになってしまいヒヤヒヤした。親切な方に乗り換えを手伝ってもらい、何とか次の電車に乗り次いだ。鳥致院(チョチウォン)でさらに乗り換え、忠州(チュンジュ)まで電車旅を続ける。車窓には田園風景、日本と変わらないなぁ。

ムグンファ号で移動

車窓に広がる田園風景

忠州到着

忠州(チュンジュ)到着。駅の裏側は見事に田園、駅の表側も大きな建物がなく少しさびしい印象だ。おっ、駅前の大通りの道路標識に温泉マークと水安堡(スアンポ)の文字を発見。念願の温泉地にあと一歩と近づいたことを感じる。

水安堡(スアンポ)まではここからバスらしいのだが、はてどこから乗るのだろう? 駅前のバス停らしきところにいた男性に尋ねる。「スアンポオンチョネ(水安堡温泉へ)カリョゴハヌンデヨ(行きたいのですが‥)」 男性はたぶんここでいいと思うがよくわからないので、あっちの交番で聞いてくださいと‥‥。交番でおまわりさんに聞いてみる。「スアンポオンチョネ(水安堡温泉へ)カリョゴハヌンデヨ(行きたいのですが)オットッケ(どうやって)カミョン(行ったら)トゥェヨ(いいですか)?」 すると先ほどのバス停を指差し、あの停留所だという。バス停でしばらく待ってみたが、バスは止まってくれないし、何番のバスかもわからない。近くの飲食店でおばちゃんにもう一度聞いてみる。すると道路を渡って左にまっすぐ行ったところにあるバス停だよと。何番のバスか聞いてみたが番号はわからず、スアンポと書いてあるのに乗れと。わざわざ店の外に出てきてちょっと離れたところに見えるバス停を指差した。「カムサハムニダ!」 韓国では道を尋ねたり、何かを尋ねるととても親切に教えてくれる。こういうところが韓国人の好きなとこ。

忠州駅前

スアンポ温泉の文字

教えどおり大通りを渡りバス停で待つ。韓国では乗りたいバスが来たら、手を上げて停めなければならない。手当りしだいにバス停めて運転手に「スアンポ カヨ(水安堡行きますか)?」 ところがどれもみな首を振る。どうも確率が悪い。こうなったらちゃんと行き先表示を読んでからバスを止めよう。近づかないと読めないし、乗るそぶりがなければバスは通過するし、素早くハングルを読む練習だ。20分程できたスアンポ行きは行き先を読むのに手間取り通過されてしまった。2台目を捕まえたのはさらにそれから20〜30分後、ということは20〜30分に1台程度スアンポ行きがあるんだな。とにかくスアンポ行きのバスに乗ることが出来た。これでひと安心。あとは車窓見物しながらのバス旅だ。それにしてもたった550ウォン(約55円)のバス代は驚きの安さ。

バスは忠州駅前を離れ、ややにぎやかな街中に入った。さらに街を抜け、ずんずん山間に入り高度を上げていく。車窓の景色は賑やかな街から郊外の田園風景、緑豊かな山間部へと移り変わる。期待はどんどん盛り上がる!

行き先がよく見えない

日本に似た里山風景


山中に現われた魅力的温泉地!

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