三度韓国 温陽温泉から水安堡温泉へ


水安堡(スアンポ)温泉

さて腹も落ちついたところで温泉だ! 水安堡温泉には公衆浴場が2軒ある。ひとつはHi-Spa(ハイスパ)という健康ランドのような施設。もうひとつが貯湯タンクが目印の楽泉湯(ナクチョンタン)という共同浴場。まずは楽泉湯(ナクチョンタン)で水安堡第一湯につかろう。

意外だったのはヒノキ風呂。日本では木造の浴舎や木の湯舟は珍しくもないが、いざ韓国でとなるとまずみない。やはり韓国でも珍しいものらしく、湯舟の一角にヒノキの効能らしきものが掲げられていた。仄かなヒノキのいい香り、ややぬるめの湯、ついうとうとと長湯してしまった。無色透明の湯は指にかすかな感触が残る。

楽泉湯(ナクチョンタン)

ひのき風呂


さて今日の宿を決めないといけないなぁ。水安堡温泉のパンフレットによると宿泊施設は、観光ホテル3軒、一般ホテル8軒、旅館11軒、その他にもコンドミニアム3軒、ユースホステル2軒などがある。料金は、観光ホテル→一般ホテル→旅館の順に安くなる。私は大抵、料金が手頃な旅館に泊まる。旅館には荘旅館(ジャンヨグァン)、モーテル、旅人宿(ヨインスク)などいくつかの細分があるが、私はだいたい荘旅館(ジャンヨグァン)を利用する。施設もほどほどで料金が手頃(2500〜3000円程)だからだ。宿名に××荘というように荘(ジャン)という文字が付くのですぐわかる。

この日も街をぐるり歩いてみて、良さそうな荘旅館に飛び込みで空き部屋を聞いてることにした。メイン通りに面し概観がなかなかしっかりした新興荘(シンフンジャン)旅館で聞いてみる。「パンイッソヨ(部屋ありますか)?」「イルパゲ(一泊)オルマエヨ(いくらですか)?」 「サマノォニエヨ(3万ウォンです。)」 ダメもとで値下げ交渉してみる。「チョム(少し)サゲヘジュセヨ(安くしてください)」 「イマノチョノォン(2万5千ウォン(2500円))」 言ってみるもんだ。500円安くなった。これで決まり! 部屋もまあまあ、1階には温泉浴場もある。悪くない。

この日は新興荘旅館の並びにあるHi-Spa(ハイスパ)でもうひと風呂つかることにし、宿の風呂は翌朝入ることにした。Hi-Spaは真新しいビルで、中は普通の韓国風銭湯だ。熱湯、温湯、冷湯、サウナ、シャワー‥‥。無色透明無臭だが湯上がり肌がさらさらして気持ちいい。宿の風呂は翌朝一番につかりにいったのだが、ここの湯が水安堡で入った中で一番感触がよかった。ため湯だが朝一番でいったのがよかったのか、確かな感触を感じた。

新興荘(シンフンジャン)旅館

1階の温泉浴場


腹が減った

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