新北投(しんぺいとう)温泉

お待たせしました。温泉です!

新北投温泉は台北からのアクセスがよく、M.R.T(The Taipei Mass Rapid Transit)という真新しい鉄道が通じている。切符の買い方や電車の乗り方も分かりやすいので利用価値大。台北からは1時間もかからない。他にも台北からはバスも数多く出ている。

新北投温泉はもっと山の中にあるのかと思っていたが、けっこう山の麓。‥‥てことは、全然涼しくないっ! 台北の街の中と同じでけっこう暑い。これから温泉につかることを考えると、ちょっとイヤな予感‥‥。

M.R.T

地図や案内が全く無くて分かりずらいが、川に沿って登っていくと温泉街だ。何か日本の温泉街によく似てる。おっ! あのマークは‥‥。日本でもお馴染みの温泉マーク。浴室という文字に、何故か親しみを感じてしまう。

途中、新北投公園で、将棋のようなもの(?)をしているおじさん達を発見。十数人程いるだろうか、みんな真剣である。よくみると盤は置いてあるのではなく、テーブルに直に書かれている。これって、最初から書いてあったのかなぁ、それとも書いちゃったのかなぁ?

あのマークは‥

テーブルに書かれた将棋(?)盤

温泉街の奥に地熱谷という場所がある。新北投温泉の源泉で、池全体からぼこぼこ熱そうな湯が湧いている。辺りには強い硫黄の匂いと、熱気がたちこめる。

残念ながら、温泉たまごは売っていない。籠と卵さえあれば、簡単に作ることができるであろう。誰か試してみては‥‥。

地熱谷

その源泉池から流れ出る湯に、何人もの人が足をつけていた。足には体中のツボが集中しているから、こうして湯につけているだけでも効果があるのだろう。真似をしてさっそく‥‥。あちっ! 水を混ぜて薄めているとはいえ、かなり熱い。周りの様子をうかがうと、みんな平気な顔である。中には新聞を広げてじっくり長居を決め込む人さえいる。さすが。

みんな並んで足をつけている

真似して‥‥、かなり熱い


瀧之湯

瀧之湯は新北投の温泉街のほぼ中央にある公衆浴場である。入口で男湯と女湯に分かれており、日本のレトロな銭湯のようだ。入浴料40元(日本円でだいたい150円くらい)を払いさっそく中へ‥。

広い湯船はふたつに仕切られている。見知らぬおじさんが「こっちアツイ、こっちツメタイ」と日本語で教えてくれた。まずはぬるい湯へ‥‥、だが熱いっ! 台湾の人は熱い湯が好きなのだろうか? 湯は無色透明だが、しっかりした硫黄臭はまさに温泉。しかし、ただでも暑い台湾の気候、こんな熱い湯につかれば汗もひかない。 ふ〜っ。

入口で牛乳やコーヒー牛乳(のようなもの?)を売ってるところは日本の銭湯といっしょ。

大衆温泉浴室瀧之湯


淡水の夕暮れ、そして台北最大の士林の夜市

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